「やる気」を壊す人事〜エンゲージメントを認識できる従業員が、調査対象139カ国中132位という結果の日本〜

日本の人材に関する調査が行われて、なかなかしびれる結果が公表されています。事業上重要性の高い人材を優先的に採用したり、特別処遇にするといったような人事戦略がなくて、一般社員同様の待遇で「来てください」とやってきてしまったという反省ですね。結果として奪い合いの人材はどんどんいなくなってしまう。

これは行政も民間も同様ですね。

さらにこの記事の一番最後に記述がしびれすぎます。

日本の従業員エンゲージメントも低いという結果となっています。米ギャラップ社の調査(2017年発表)によると、日本は熱意あふれる社員の割合が6%で、調査対象139カ国中132位という結果となっています。

という一節です。笑 これを多いと見るか、少ないとみるか。日本型経営のような牧歌的な家族的企業なんてものは崩壊し、皆、組織との信頼関係は崩壊しているということ。かといって、信頼が崩壊してやめていくということでもなく、まー別に、といった具合な中間層が多いという感じですね。

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出所:経済産業省 第2回 持続的な企業価値の向上と人的資本に関する研究会 2020.2

エンゲージメントについては人事面でも重要視されるようになってきているとはいえ、平成の時代の人事はリストラ執行機関とかしていた企業もあったりしつつ、日本独特の人事部、人事制度という存在には多様な問題があるなーと思うところです。

優秀な人材が集まらなくなるのも当然です。


まぁ毎朝の通勤とかの勤労制度もようやく何か病が出てきて今は変わりかけていますが、そこまで出てこないと変わる決断ができないのも異常です。

マネジメントを「管理」だと思いこんでいる人は未だ多くいます。むしろマネジメントは管理ではなく、動機のほうが大切なところで、人々がやる気を出してパフォーマンスを最大限な引き出せるかどうかが求められます。つまりは人事は組織の中で単に規則正しく(といっても上にとって都合が良いか悪いかが軸だが...)思うような人材を作り出すみたいな、風紀委員のような存在ではないわけです。

○ いろんなコトができる人材がいい人材?!

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