求められる「よそ者目線」の質的変化と日本を変える「希望の力」-地元目線から海外目線による希望の発見を見逃すな
昨今の地方における成長分野の多くは、日本国内からという内発的なものというよりは、よそ者目線の評価によって再評価されていっていものが多くあると思っています。
先日Newspicksのほうで私も次にくる地方不動産というテーマで上川地域を挙げておいたのですが、里山十帖の岩佐さんがすでに旭川も外国人ばかりで大変なことに、とありました。大雪山系の魅力はすでに外国人の方々によって評価がバク上がりになっています。
実際にニセコもそうですが、地方の魅力発見は日本人ではなく外国人によって行われて、そこで開発投資が推進されていくというサイクルができました。日本人は「何もないところです」なんて言っていたところで、こんな素晴らしいものがこんなに安いのか!! と発見されて、一気に投資され、世界からこぞって人が訪れるリゾートになりました。結局日本人が過小評価し、過剰投資で誰も来なかっただけ、ということになります。
これはサービス産業だけでなく、製造業でも昨今は同じですね。日本で製造業なんてオワコン、となっていたところに地政学な変化もあって、TSMCなど海外勢によって熊本という阿蘇山系の上質な水が大量にとれて土地も安い立地が再評価れて一気に投資が集まっています。他でも工場系はかつての古い工場がどんどん閉鎖されたこの30年の意識に包まれている一方で、過剰に買い叩かれた後の新たな価値を見出されていってます。
株式市場も海外投資家が、日本の国際情勢の変化、バブル崩壊後の企業改革の末にポジショニングが大きく変わっていることに気づき、続々と投資を昨年から強化していっていますね。ブルームバーグの朝のニュースを病室で見ていたら、ここから数年日本の市場は注目だと言われていたりして、ジャパンバッシング、そしてジャパンパッシングはいずこへ?という感じです。これもバブル崩壊脳のまま日本を捉えていると大間違いすることでもあります。
このブルームバーグの記事も日本のジャパンバッシング、そしてパッシングの終焉を語ってます。
我々正しく日本、東京をはじめとする世界的大都市、さらに日本の地方の価値を見られているのか。メディアによる人口減少などによるオワコン宣伝に載せられて、自分の頭で、また国外からの目線で見ているのか、しっかり考え直すことが必要です。
◯ 日本終わりだ、と斜に構えるのがかっこよかった昭和の評論家たち
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