自分、とうとう闇落ち?!
あ~あ、とうとう、自分、こんなものが見える様になるまで、心が荒んで闇落ちしたのかと、ちょっと焦った瞬間。
まあ、子どもの頃から、心の中に恨みつらみ妬み嫉み、ドロドロとした感情をたぎらせながら、なんとか押し殺して50歳目前まで生きてきましたよ。
最近も、子供にはLINEを送っても未読無視連発されるし、これからの介護の不安や仕事の不安で押しつぶされそうなダークな気分になることもある。
でも、もう、見るものが、ちょっと怪しいものに見えるようになるなんて、私、どうしちゃったのかと……
朝のウォーキング。
住宅街を歩きながら、とある家の庭に停まっていた車のヘッドレストが目に入ってきたんです。
ええ!なんで!って思いました。
ヘッドレストにカバーを掛けているのはよく見るけど、そのカバーがこんな仮面に見えたんです。
運転席と助手席、どちらのカバーも、こんな白い顔に黒い目と口、無表情な怪しい顔つき。
ムムム?この車の持ち主がちょっとコレ系の人なのか、それとも………
ヘッドレストのカバーに、リラックマとかドラえもんとか、可愛い系のキャラクターの顔をつけているのはときどきあるけど、ハロウィンの季節でもなければ、こういう怪しい系はあまり見ない。
毎日通る道だけど、こんなのは初めて見た。怪しいな~、と思ってその車の真ん前まで来たら、そのカバーはなんと、
パンダだった。
パンダの顔も、白地に黒い目、口も書くなら黒い線だろう。
でも、でも、でも、同じ白黒の顔でも、全然印象が違う!
かわいいパンダが怪しい仮面に見えてしまうなんて、とうとう私の心はそこまで荒んで、闇落ちしてしまったのだろうか?
生活にうるおいを持とうと思っても、なかなか持てない、毎日、なんだか暗く暗く沈んでいくだけのような気がしながら、なんとか生きている。そんな生活でちょっと目に入るモノの解釈もおかしくなりつつあるのだろうか?
なんて、ちょっと焦った初夏の朝だった。
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