メガネの曇りがすっきりしない問題
メガネのレンズがピカピカになって、前がスッキリ見えるようになると、なんだかとっても気分がスッキリとする。
子どもの頃から父親譲りの近視が進行してしまい、小学生の頃からメガネを掛けて生活している。途中でコンタクトレンズにしたことがあったけれども、私が若い頃は乱視が入っているとハードコンタクトしか使えない、と言われてしまった。
私は乱視入りだから、ソフトコンタクトが使えなかったのだ。
ハードコンタクトは硬いレンズを眼球の上に乗せるから、常に目がゴロゴロと、何かゴミが入ったときの違和感を感じ続けている状態。それで、数時間点けていると目が充血して真っ赤になってくる。
今ならコンタクトレンズも進化しているので、硬いレンズを目に入れることもないかもしれないけれども、当時は2年から3年ほど使って結局メガネに戻った。
どのみち、コンタクトレンズを外したらメガネなしではいられない。常にメガネを持ち歩いていたので、メガネ生活に戻っても全く問題はなかった。
でも、メガネは曇りやすいのが難点だ。よくあるのが、ラーメンを食べる時に、丼から立ち上る湯気でメガネが真っ白になる場面。そういうのはもちろんあるあるだけど、いつしか私はメガネを曇らせずにラーメンを食べられるようになった。
レンゲに麺や具を乗せて、横からふうふうして冷ましながら口に運ぶ。顔を丼の真上に持っていかないのでメガネを曇らせずにラーメンやうどんを食べられる。
気がついたら、そういう技を身に着けていた。これも長年のメガネ生活で培ったものだ。
でも、なぜかラーメンを食べるような大量の湯気が出る場面でなくても、気がつくとメガネが曇っている。メガネをかけているだけで、徐々にレンズの上下から白く曇りというか汚れが広がっていくのだ。
もちろん、曇りを予防するためのメガネ専用の曇止めは売っている。コロナ禍で外出時のマスクが必須となってからは、外出する前のメガネの曇り止めが欠かせなくなった。
しかし、曇止めを塗っておいても、いつの間にかレンズが汚れるのは避けることができない。
これは、レンズの上の方はまつげが、下の方は皮膚に当たることで、皮脂やメイクの汚れが付着するためだという。皮脂とメイクなのか、それなら単なる水洗いできれいにならない理由もよく分かる。
きれいな専用クロスなら簡単にきれいになるけれども、それも汚れが溜まってくるときれいにならない。こまめな洗濯が必要だ。
最近では、食器を洗ったあとに、ついでもメガネもゴム手袋についている洗剤で軽く洗ってしまう。メガネは中性洗剤なら使ってもいいそうだ。食器用洗剤は中性洗剤なので、メガネ専用洗剤でなくてもいいみたいだ。
昔、メガネをきれいにしたいと思って石鹸で洗っていたら、傷が増えていったことがあった。石鹸には研磨剤が含まれているために、研磨剤でプラスチックレンズが傷ついてしまうとのことで、眼鏡屋さんで怒られたことがある。
食器を洗うついでにメガネもきれいになるけれども、また数時間すると汚くなってしまう。メガネを掛けている限り、このメガネが汚れる問題とは付き合い続ける必要があるんだろうな。