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我が家の野菜の消費量が2倍になった若者の食欲?!
年末年始、少し離れた地で下宿をしながら勉学に励む息子が帰ってきた。
ちょっとした手続きなんかでちょくちょく日帰りで帰ってくることはあったけれども、何日も泊まりで帰ってくるのは夏休みぶりだ。
お正月の買い出しを兼ねて、年末に買い物に出掛けたときに、若者の食欲を考慮せずに適当に買い物をしてしまった。
とは言っても、大根1本、人参1袋、白菜4分の1カット、キャベツ1球、もやし2袋、小松菜1袋、きのこ類2袋くらい、、、
1週間に1回しか買い物をしないので、だいたいこの位の量を買って、いつもはおばあちゃんと2人だと少し次の買い物までに余るくらいかなという感じ。
息子がいても、前に買ったものも少し余っていたので、これくらいあれば年明けの買い物まで余裕なはずだ、そう思っていたのに、、、
息子が帰ってから冷蔵庫の中を見たら、ほとんど野菜が残っていない。
冷凍保存できるお肉や魚類は普段から買いだめしているからあるんだけど、買いだめできない野菜はほとんど食べ尽くしてしまった。
さてさてさて、息子が帰ってきてから野菜を使って作ったのは、年越しそばのつゆ、お雑煮のつゆ、味噌汁、浅漬、、、そうだ、鍋もやったな。
そばや雑煮のつゆや味噌汁にも、私は大量に野菜を投入するので、野菜はかなり消費する。
でも、おばあちゃんと2人なら3日はいけるだろうと思って作る量も、息子がいると1日半くらいで終わってしまう。やはり若者は食欲がいい。
私も、ビールもケーキも、若い頃はいくら飲みすぎても、食べすぎても、しばらくするとどこかへ吸収されてしまったかのように、不思議と立て続けに食べても具合が悪くなることもなかったけれども、30代の後半くらいから、飲み過ぎ、食べ過ぎがもろに体調に影響するようになってきた。
ちょっと飲みすぎたり脂っこいものを食べ過ぎたりすると、夜中に気持ち悪くなってしまい、眠れなくなることもある。
食欲の減衰とともに、新しいことに取り掛かろうっていう好奇心に突き動かされるような気力も薄れていき、今はとにかく毎日を無難に過ごせればそれでいい、って感じの日々。
息子も大食漢ではないけれども、それでもいつもは空っぽにならない冷蔵庫の野菜室を見ると、若い頃の食欲と気力や体力は比例していたのではないかと感じる。
50代から生き生きと過ごそう、なんて掛け声もあるようだけど、どうも私には空元気にしかならないような気がして、元気に過ごせる気持ちもわかない。
とにかく現状維持、現状維持。
さて、息子の食欲を目の当たりにしたら、夢と希望にあふれる若者は、十分に栄養を摂って、自分の夢に突き進んでくれと願うばかり。
こんな親のようにだけはならないでくれとだけ、ただただひたすらに祈るだけ。