冬のウォーキング中の喉乾燥対策のマスクと眼鏡の問題

最近は、YouTubeの室内ウォーキング動画で済ませてしまうことが多くなったので、あまり外を歩かなくなってしまった。でも、YouTubeで動画を見つける前は、寒くても暑くても、かなり頑張ってほぼ毎日ウォーキングに出かけていた。

単なるウォーキングでも、少し早足で歩き続けていると20分を超えると少し息が切れてきて、気遣いが激しくなる。

空気が乾燥する関東平野の冬。口から喉を通って、カラカラに乾いた空気が肺に流れ込むと、だんだんと口と喉が乾燥してきてイガイガしてくる。

飲み物でも持って来れば良いのだろうが、脱水が心配な夏とは違い、冬にドリンク持参で30分ほどのウォーキングに出かけるという考えがまったくなかった。

でも、喉がイガイガして痛くなってくるのはどうにかしたい。そう思って、マスクをして出掛けてみた。

でも、安い不織布マスクは日常生活には支障がなくても、少し息が上がる状態では空気の通りが悪くて息苦しくなってしまう。

運動時にも使えるような高級マスクがなかったが、当時はコロナ禍で布マスクを使っていた。不織布マスクがどこも品切れで購入できなかったときに、水着マスクを大量に買っていたのだ。

水はけの良い水着生地で作られたマスクは空気の通りも良い。歩いていても苦しくならない。また、呼気に含まれる湿気がマスクの内側に溜まっていくので、歩いていても喉が乾燥でイガイガすることはなさそうだ。

そう思っていたら、眼鏡が曇ってしまい前が見えない。1日目は眼鏡の曇り止めを塗ってくるのを忘れたので、2日目はちゃんと曇り止めを塗って家を出た。

10分ほどは眼鏡も曇らずに、喉が乾燥することもなく、快適に歩くことができた。ところが、10分を過ぎたら、再び眼鏡が汚れて見えなくなってしまったのだ。

今度は単なる曇りではなく、眼鏡が水滴で結露してしまい、レンズがビシャビシャになってしまった。

マスクをしていると、吐いた息はマスクと鼻の間の隙間から上に抜けていく。すると呼気に含まれる水分が眼鏡に当たる。

気温が高く、呼気に含まれる水分が大気の飽和水蒸気量を下回る場合には、そのまま蒸発してしまうのだろう。しかし、気温が低く、呼気の水分量が大気の飽和水蒸気量よりも多くなると、蒸発できない水分は眼鏡に当たるとそのままレンズ上に蓄積していく、

最初は少量で気にならない程度の水分でも、10分も歩いていると、ある程度の水の量になって、レンズが結露してしまうのだ。

結果として、私は安全のために視界を取るのか、喉の健康を取るのか、選択を迫られることになる。

夜道を歩く上で前が見えないというのは、身の安全に直結することだから、マスクを外して視界を取るしかない。

結局、冬のウォーキングで喉がイガイガする問題は解決できなかったのである。

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