住職同士の"婚活"〜僧侶派遣の未来〜
未来の住職塾主催で「当事者ミーティング」を定期的に開いている。人々の悩み苦しみの受け皿となる当事者である宗教者が、実は自分たち自身の悩み苦しみに向き合う場所がないということから、当事者だからこそ語り合えるテーマを設定し、ただ自分の声を発することのできる場を作っている。今回のテーマは、兼業住職。お寺の住職と他の仕事を両立している人は、一般に思われているよりも案外多いし、これからますます増えるはず。でも、一言で兼業といっても、状況は本当にさまざま。今回もいろんな話が飛び出し、涙なしでは聞けない。
今回、テーマになったのが「僧侶の人手が足りない時、代わりを誰に頼むか」問題。この問題は、住職専業でやっている比較的大きなお寺の話ではないかと思われるかもしれませんが、実はそうではない。兼業しないと経済的にお寺を維持できない小規模のお寺も、住職が兼業しているわけなので、時間のやりくりなどが難しかったりする。リソース配分の問題は、時間リズムの異なる二つの仕事を掛け持っている分、むしろ専業住職のお寺以上に兼業のお寺の方が大きい場合もある。
では、それをどう解決するか。
「本来の意味での僧侶派遣」が必要だと思う。
"Spiritual but not religious"な感覚の人が増えています。Post-religion時代、人と社会と宗教のこれからを一緒に考えてみませんか? 活動へのご賛同、応援、ご参加いただけると、とても嬉しいです!