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【クラシック音楽は楽しい】③ラフマニノフ
あたくし、オジおばさんはもしかするとロシア出身の作曲家が好みなのかもしれない。
音楽的専門性が全くないオジおばさんが、クラシック音楽を語るシリーズ第3弾は、ラフマニノフだ。
セルゲイ・ラフマニノフ(1873年-1943年)はロシア出身の作曲家。
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一言で言うと「カタストロフィとロマンスの狭間」というイメージである。
有名な楽曲はやはり、「ピアノ協奏曲第2番」「ピアノ協奏曲第3番」であろう。
第2番は、フィギュアスケーターの浅田真央氏がソチオリンピックのシーズンにフリープログラムで使用していたので、耳にしたことがある方が多いはず。
ラフマニノフのピアノ協奏曲(ピアノ曲を含む)は超絶技巧が必要とされる、らしい。
確かに、激しく、優しく、緩やかに、スピーディーにとテクニカルな点で全てを網羅できていないと弾きこなせないのだろう。
フォルティッシッシモではかなりの力強さが必要だ。そして疲れた腕でピアニッシモでロマンチックなメロディを弾かなくてはならないのは、かなり難易度かが高いのであろう。
これが「カタストロフィとロマンスの狭間」のイメージの所以である。
ピアノ曲はかなり破壊的な激しい曲が多い気がする。プレリュードは激しい絶望感を感じる曲が多い。ショパンとかベートーヴェンの静かな絶望感とは対照的だ。
「プレリュード鐘」は合唱曲とらして作曲されたようだが、ピアノ演奏で聴くことがが多い気がする。こちらもバンクーバーオリンピックで浅田真央氏がフリーの楽曲として選択している。スローな曲なのに激しい絶望感を感じる曲だ。
ロシア革命でアメリカに亡命した経験や「スタインウェイ&サンズ」の広告塔として引っ張り回された経験が影響しているのかもと邪推している。
ロマンスな旋律は耳馴染みが良すぎて、オジおばさんの知人は「映画音楽みたいで好きじゃない」と酷評していた。
オジおばさん的には、そのギャップが魅力だと思うのだが、確かに旋律はなんというか、他の作曲家と比較すると軽く感じるかもしれない。
しかしながら、カタストロフィが重すぎるが故に、ロマンス旋律が軽く聴こえている可能性もある。美しいことには変わりない。一度聴くと耳に残る旋律、という意味で「映画音楽みたい」と言っているのであろう。
ラフマニノフのカタストロフィを感じたい方は、ぜひピアノ曲を聴いてみてはいかがだろうか。