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【クラシック音楽は楽しい】⑤レスピーギ
あたくし、オジおばさんが専門的知識なしでクラシック音楽を語るシリーズ第4弾。
今回はレスピーギについて語ろうと思う。
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オットリーノ・レスピーギ(1879年-1936年)は、イタリアを代表する近現代の作曲家である。あまり知られていない作曲家かも知れないが、オジおばさんはお気に入りの作曲家だ。
ひとことで表現すると「変拍子の金管泣かせ」
である。
彼の代表作はなんと言っても3つの交響詩からなる「交響詩 ローマ3部作」だろう。
「ローマの噴水」「ローマの松」「ローマの祭」の3つの作品をまとめてこう呼ぶことが多い。
オジおばさんは中でも「ローマの松」が好きだ。激しさの中にも美しさ、荘厳さが見事に表現されている。
「金管泣かせ」というのは、とにかく金管楽器にハイトーンを出させるのがレスピーギだからだ。特にトランペットとホルンは相当吹ける方でないと難しい。プロのオーケストラでも音を外すことがあるくらいだ。
「カタコンブの松」からの「アッピア街道の松」の流れがとても美しく、つなぎの部分には鳥の囀りを録音した音を流すとスコアに書いてあったりするらしい。
結構、実験的なことも好きだったのかも知れない。
「アッピア街道の松」は、ローマ軍が遠くから凱旋してくる様子を表現しており、単純だけど何故か「ブラボー」と叫ばされてしまうエンディングを迎える。
「ローマの祭」の「金管泣かせ」は際立っている。変拍子に次ぐ変拍子。そこに金管ハイトーンをドーンと仕掛けてくる。
弦楽器よりも管楽器が目立つ曲なので、吹奏楽でもよく演奏される曲だ。
「ローマの松」と比較すると、変拍子・ハイトーン・スピード感・全楽器のユニゾンと、オーケストラの腕がわかりやすい曲でもある。
勢いで演奏しきれてしまうことも多いが、完璧に演奏されると美しさが加わり「うーん」と唸ってしまう曲だ。
ローマ3部作以外だと「バレエ音楽シバの女王ベルキス」だろうか。
やはり、一般的に知られていないので演奏される機会も少ないし、有名な曲も少ない。
だけれどもそれを補って余りある「ローマ3部作」を是非聞いてみてほしい。
ちなみにオジおばさんは「ローマの噴水」を聴くと必ず途中で寝落ちする。