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【クラシック音楽は楽しい】狂詩曲スペイン

あたくし、オジおばさんが音楽的専門的知識なしでクラシック音楽を語る本シリーズ。
今回は視点を変えてひとつの曲に対する、オジおばさんのエピソードを紹介する。

フランスの作曲家エマニュエル・シャブリエ(1841年-1894年)の代表曲のひとつである「狂詩曲スペイン」。

この曲と出会ったのは、毎年5月の大型連休に東京国際フォーラムを中心に開催される「ラ・フォール・ジュルネ」という国内最大級のクラシック音楽イベントだった。

この期間、有楽町の街はクラシック音楽で溢れ、道端でもバイオリンやチェロの演奏があったり、屋外でのミニコンサートがあったり、もちろん国際フォーラムの各ホールでの演奏会がひっきりなしに開かれる。まさに、クラシック音楽フェスである。

聴きたいオーケストラが演奏するということでオジおばさんも足を運んだ。
そのオーケストラは「コンセール・ラムルー(ラムルー管弦楽団)」である。パリを拠点とする楽団だ。

フランスの楽団がフランスの作曲家の曲を演奏するとどうなるのか?という興味があった。

そこで演奏されたのがシャブリエの「狂詩曲スペイン」だった。

曲が始まった瞬間に国際フォーラムAホールは、キラキラに包まれた。なんと表現すれば良いだろうか。天井から床から壁から、光が差し込み、その粒がキラキラと浮遊し、オーケストラの音の振動と共に動き出す。「のだめカンタービレ」で表現されるまさにそれである。

この衝撃的な体験で、クラシック音楽の本当の魅力に取り憑かれたのかも知れない。
演奏する側と演奏する曲、そして指揮者の組合せによってこんなにも楽しめるジャンルはないなと。だからクラシック音楽は楽しいんだと。

この体験をオジおばさんは「ラムルーキラキラ体験」と呼んでいる。

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