GCP をフル活用した「KARTE Datahub」で挑む次世代のデータ活用〜Google Cloud Next '19 in Tokyo〜
Google Cloud Next'19 in Tokyoまとめはこちら(その他のGCN19のセッションへのリンクもこちらの記事から飛べます)
【このnoteで言っていること】
次世代のトラッキングを考える上で重要なキーワードとなる「デジタルリアル接点」と「リアル・デジタルマーケティング」について
このセッションを選んだ理由
・CX DIVEというKARTEを提供しているPLAID社が主催しているイベントで「CX」や「共感」が題材となっており、GCN19の場で改めてそういう視点を感じたかった。(≒PLAIDファンだから)
KARTE Datahubについて
一言でいうとオンラインとオフラインのデータを結合するためのもの
”デジタルリアル接点”の創出
KARTEがいつもこういうセッションでしている質問
「あなたのサービスに、今誰が来て、どうしているか 知ってますか?」
・KARTE Datahubではユーザを識別した分析が可能。外部システムのデータとのクロス分析も可能で、オンラインマーケティングがより身近なものとなった。
・KARTE Datahubではデジタルリアル接点の創出、リアルデジタルマーケティングをワンストップで連携出来る。
デジタルリアル接点を活用した次世代のデジタルマーケティングとは
・IoTの普及でリアルでの行動履歴や行動データが収集可能になった。
→リアルの行動に合わせた情報提供が可能になる。
⇒Webでしかできなかったことがリアルでも出来る=Webとリアルを横断したクロス分析が可能に
重要なのはオンラインとリアルを横断したCX
ECサイトで服を見てリアル店舗に来店
↓
Web上でどんなものを見ていたら分かったら、接客方法変わる
↓
実際に店舗で、購買した?試着した?
※試着室ではデジタルミラーで接客
↓
悩んだものは更にWebでレコメンドされる
リアルの世界をデジタル化していくことが”リアル・デジタルマーケティング”
→現在ITPやGDPRといった規制の影響でWeb完結のみのトラッキングが難しい。「デジタルリアル接点」や「リアル・デジタルマーケティング」が次世代のトラッキングのキーワードになるかも。
(現にアメリカや中国ではカメラを使った実証実験が行われている)
パネルディスカッションでのQ&A
本セッションはNRI degitalと株式会社プレイドの両社員が登壇したため、登壇者によるパネルディスカッションが行われた。
Q."リアルデジタルマーケティング"のアパレル系小売以外での使いみちは?
A.不動産(Webで部屋を探す→内見する、を繰り返す)、旅行(ネットで行きたい場所を探す→旅行代理店えでツアー予約をする、を繰り返す)のようにリアルな部分で接点が必要だったり、リアルな部分での接点の方がWeb接点よりも優れているようなものと相性が良い
Q.なぜKARTE Datahubを選ぶ?
A.一気通貫で連携ができるから。データインポートも出来るのでワンストップで出来る。これからの時代「フルスタックな人」が重要になってくるので一人で完結出来るような仕組みも大事になってくる。
後にNRIのブースに出向き質問させていただいた内容
Q.インターネット広告でトラッキングされることがユーザから反感を買い規制され始めている中、オフラインをトラッキングされる方が更にユーザから反感を買ったりするのでは?
A.セッションで言った服の例の他に「航空会社」の例で考えると、何ヶ月も前にフライトの座席のアップグレードを提案されるのと、ラウンジに入ったときに座席のアップグレードを提案させるのとでは、需要と供給の考え方が全然違う。そういった点において使えば、Win-Winを生み出せると思う。
もちろん将来的にはITPやGDPRのような形で規制が入ってくるだろうけれども、まずはそれを出来る基盤=未来を作るところから始めたい。
まとめ
・リアルの世界をデジタル化していく、”リアル・デジタルマーケティング”
→ITPやGDPRという規制でWeb完結だけのトラッキングが難しい今、次世代のトラッキングのキーワードになるかも
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