考察:『スオミの話をしよう』と『嫌われる勇気』の関連について
静かな映画館。
でも、笑いが所々で入りまじる映画。
主人公は夫によってキャラクターを変えていく女。
その主人公を演じる長澤まさみ。そして、過去の夫を演じる豪華役者陣。
映画『スオミの話をしよう』を見て、『嫌われる勇気』に似ているなと思った。
スオミは全ての人から愛されたいと願っている。誰しも同じように、人に好かれたい。愛されたい。
だが、それは不可能である。絶対誰かに嫌わせてしまう。人なのだから仕方がない。
では、どうすればそのやるせない感情に耐えられるのだろうか。本書は普通である勇気を持つことだと訴えている。
例えば、大谷翔平のように才能があるから誰にでも好かれる。ただ、距離が近くなれば絶対に越えられない壁を感じ、あら探しをしてしまうに違いない。
だから、私は『嫌われる勇気』の中にある『普通である勇気』の大事さを思う。
余計なお節介だが、今後スオミもこの勇気を持って生きていって欲しいな、と思った。