腸内細菌検査をした話 (どんな腸内細菌を持っているか知ろう)
腸内環境が健康と密接に関わっていることをご存知の方は多いと思います。近年、「腸活」という言葉がポピュラーになってきていますね。腸は「第二の脳」とも呼ばれ、脳と腸がお互いに密接に影響を及ぼし、腸内環境を整えることは、免疫機能や健康に多大なメリットがあるといえます。 どのように腸内環境を改善するかを考える際、まず自分の腸内環境がどのようになっているかを調べることで、その先に必要な対策を判断することができます。
GI MAP 検査という検査をご存知でしょうか?
GI MAPという便検査は、一言でいうと腸の健康に影響を与える可能性のある微生物群を評価するための検査です。DNAベースの定量的PCR(qPCR)技術を用いて、腸管の病原体、ピロリ菌、寄生虫、腸内細菌のバランス、真菌、消化吸収能力などを総合的に検出し、腸内の環境を正確な数値データで評価することが特徴です。
私は、自分がどのような腸内細菌と共に暮らしているのかを調べた上で、腸内環境改善のアプローチを決めたかったので、GI MAP 検査を行いました。
結果は非常に興味深いものでした。例えば、正常細菌の結果はこのように具体的な数値で示されます。
私の場合、Enterococcusが基準値より少なく赤色になっていました。同様に、体に悪影響を及ぼす可能性のある腸内細菌も具体的にどの程度いるのかがわかります。
一番興味深かったのは、腸の健康マーカーの項目でした。これは消化器系の機能や状態を評価するための指標です。私は分泌型IGA(Secretory IGA)と抗グリアジンIGA(Anti-Gliadin IGA)が赤色になっていました。
抗グリアジンIGAが高いということは、グルテンの摂取を控えた方がいいことを意味します。グルテンに過敏反応しているのです。ナチュロパスからは隠れグルテンも含めて一切摂らないでくださいと言われました。
私はこの半年ほどグルテンフリーに近い食生活を送っていたので苦痛ではないのですが、完全には抜いていなかったため、この数値が出てしまったのだと思います。もうビールは飲みません。。。
また、ゾヌリンの数値でリーキーガットの度合いまでわかります。私は基準値以内に収まっているもののギリギリでしたので、気をつけなければいけません。
こうしたデータを基にナチュロパスから適切なサプリメントを処方してもらい、これから数ヶ月かけて腸内環境を整えていきたいと思います。
自分の腸内環境をデータ化することで、最短・最安で最適化できるはずです。ぜひ皆様にお勧めしたい検査の一つです。
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