休職から2か月-休むことのメリット・デメリットを休職折り返し地点で振り返る-
1. あらすじ
はじめまして。
HSS型HSPの気質を持ち、大手SIer勤務、現在30代中盤でプロジェクトマネージャをしているShotaと申します。
私は2022年4月から休職しており、まもなく2か月が経過しようとしています。
今回は休職から2か月-休むことのメリット・デメリットを休職折り返し地点で振り返る-というテーマで、9月~の復職を目指している私が休職期間のちょうど半分を経過した時点でメリット、デメリットを振り返ってみたいと思います。
本記事が現在休職に入る予定の方、また休職期間中の方に何らかのご参考になれば幸いです。
少しでも参考になった、ためになったという方は「スキ」やコメント、フォローをよろしくお願いします。記事作成の励みになります。
(コメントには必ず返信いたします!)
2. 休職に至った経緯
端的に言うとプロジェクトの激務が原因です。
2021年12月くらいから体のだるさが抜けなくなり、年明けから以下の症状が出始めました。
<2022年1月ごろの症状>
・寝つきが悪い、朝方早く目が覚めて眠れない
・溜息が多い
・常に不安
・食欲少し落ちる
・白い光苦手になる
この状態から、顧客や他ベンダーとの調整作業負荷が重なり、最終的に以下の症状が出て心療内科にかかりました。
そして「適応障害」と診断され少し長めのお休みを取ったほうが良い旨主治医から言われました。
この時点で、私は長期休職に入ることに対して「履歴に残るため昇進や転職に不利になるのでは」との不安からネガティブな感情を持っていましたが、もはや体調的にそのようなことを考えている場合ではなかったため、医師の助言通り長期休職に入りました。
<2022年3月ごろの症状>
・チック
・突然の感情無しの涙
・過剰な自責感、不安感
・左後頭部が重い
・集中力が続かない(頭の重さが影響していそう)
・すぐ疲れる
・寝つきが悪い、朝方早く目が覚めて眠れない
・未来や過去の空想多い
3. 休職のデメリット・メリット
休職期間の半分が経過し、私なりに休職のデメリット・メリットを振り返ってみたいと思います。
まずデメリットから。デメリットは何と言っても収入が減ることです。
<デメリット>
・収入が減り、支出が増える(家計が少し心元無くなる)
会社から給与が支給されなくなる代わりに、傷病手当金という健保の制度で給与の3分の2が支給されます。
また、心療内科への通院も増える(私の場合週1回)ので支出も普段の会社生活よりは増えます。
ただし、通常は健保加入者は3割負担ですが、「自立支援制度」といって精神に関する病気で定期的な通院を必要とする人の負担を軽減する制度を使えば、1割負担で済みます。
私の場合、この制度を使うことで週あたり数百円の診療費で済んでいるため制度を活用することで支出の負担度はかなり下げることができます。
デメリットは以上、収入面の件のみです。逆に言うと今のところこれしか思い当たりませんでした。
休職前に感じていた「履歴に残るため昇進や転職に不利になるのでは」の不安は職場復帰してみないと実際のところは分かりません。
しかし、今の心境としてはメリットの方が圧倒的に大きいので休職前に感じていた不安が今となっては休職するか迷うほどの大した話ではなかったと捉えられています。
次にメリットについて。こちらはたくさんあります。
<メリット>
・リラックスできる
・人と会話するときの緊張感が皆無になる
・自然と笑顔になれる
・趣味や勉強など好きな事をする時間を確保できる
いろいろ書きましたが一番大きいのは「元気な自分がどういう状態だったかを思い出せたこと」です。
メリットに書いた「リラックス」「緊張感」「笑顔」各々について休職前は自分が自分自身リラックスできていなかったこと、人と会話するときに緊張感があったことにすら気付けていませんでした。
休職して趣味に打ち込む時間をたくさん持ったことで、改めて休職前の自分がどんな精神、体調の状態だったか、また元気な自分がどんな状態なのか、再確認することができました。
これは私の場合ですが、入社から10年以上、ほぼ休みなく激務の仕事を続けていたため、自分の時間を持てずにやるべきことをこなす毎日に慣れすぎてしまい、精神、体力的に疲弊している自分=普段の自分、になってしまっていたようです。
休職して長期休んだことで、本当の意味で普段の自分を取り戻せたようでした。休職しなければこの感覚は絶対取り戻せなかったと思うので、私としては休職して本当に良かったと思っています。
4. 休職に対する考え方のヒント
以上、休職のメリット・デメリットを整理してみました。
結論としては、1害あって100利あり、です。
恐らく休職前は体調のことも相まって余計な不安を抱えてしまう事と思いますが、思い切って休職してみると、私のように休職前は分からなかった新しい世界が見えてくるかもしれませんよ。
本記事が現在休職に入る予定の方、また休職期間中の方に少しでもお役に立てれば幸いです。
最後まで本記事をご覧いただき、ありがとうございました。