カンヌライオンズ 2019 金賞作品に見る広告することの楽しさを個人的にメモする。その1

広告祭が舞台になっている「ジャッジ」っていう映画で、
「まじでこんなやつらおるんかいな」って記憶はありますが...。

そんなアドクリエイティブの最先端にいる人たちが集まり、
喧々諤々の議論の末、栄えある賞与えるカンヌライオンズ。
今年もいろんな作品が見られて楽しいです。

そんな中、この広告をみていろんなことを想像したので、
メモ書きをしてみようかと思います。

ドイツの文房具メーカー STABILO スタビロ
蛍光ペンの広告ビジュアル


Twitterでも結構出てきていますが、
おもしろいですよね。

蛍光ペンが持つ「マークする」機能を訴求するために、
こういうアイデアが出てくるとは。

これ、日本だったらまずハンコ押されないんじゃないかな。


全3種あるパターンのうち、
マークが示されている人はみんな画面の中央にはいませんね。

上の1例では、ウィルソン元米大統領のファーストレディで、
大統領が病で職務を全うできない中、極秘で代役を勤めていた方だということです。


“Highlight the remarkable( 偉大な人にハイライトを当てて )”
キャッチコピーでまたちゃんと蛍光ペンらしさも入ってますね


3パターンともにマークされているのは女性であるのもそうかもですが、
今的に置き換えれば、「影の立役者」「縁の下の力持ち」にも
認識を新たに、敬意を払うべきだと、
そして、あなたもそういう見落としとかをちゃんと見つけてねって
言われている気がします。

すごいな、言いたいこと全部入ってる...。


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日本だとこういう広告ってあんまり見ないですよね。
海外の広告、ポスターでもCMでも、
みんな何かしら飛び抜けているというか。

表現技法というより、アイデアが、と
学生時代の素人目でも見えていました。


学生の頃は、
なんでこんなに自由な発想が出てくるんだろう...
ってところばかり考えていました。
どうやったら出てくるんだろう...的な。

でも最近思うんですが、
(個人単位でもなんでも)面白いことっていうのは
思いの外いっぱい考えついたり、
それでゲラゲラ笑えたり笑ってもらえたりするもんなんですよね
ってことです。

問題は、それを「いいじゃん!もっとやれ!」っていう人より、
「いやいや、それはないだろ、何がいいのよ...」って真っ向から唾吐く人の方が多く感じるってことです。


(どこぞのバカユーチューバーやバカッターみたいな、
ネジの飛び方がバカな連中の実行していることとは違いますよ。)


次へつづく・・・・・・・


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