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私が、沢庵で家庭を平和にする話

2022年のお盆を迎えています。日本は今、「コロナウイルス」「ロシアウクライナの戦争」「環境問題」などによって政治的にも経済的にも様々な議論が飛び交っている現状です。

この記事は、現在25歳の私の決意表明です。5年後、10年後に、この内容とは全然違うことをしているかもしれません。そうなっていたら人生って何があるか分からないな、と明るく振り返りたいと思います。

全部で4,000文字の記事になってます。最後の決意表明の部分だけでも読んでいただき、共感いただける方はコメントやメッセージいただけると光栄です。

2分で自己紹介

私の記事を以前から読んでくださっていた方は読み飛ばしてください。初めて読んでくださる方への自己紹介です。

私は、生まれも育ちも愛知県渥美半島です。現在も、渥美半島にある実家の「キムラ漬物株式会社」で働いています。

キムラ漬物は、私の曾祖父が創業した会社で、主に「沢庵(たくあん)」を製造卸している会社で、関東地方、中部地方、関西地方を中心に量販店や生協、業務用として飲食店さんを通じて多くの方に沢庵を食べていただいています。アメリカやヨーロッパに輸出もしています。

私自身は、高校を卒業後、自動車部品メーカーで3年半、金融機関のシステムエンジニアを2年勤めて、今から2年前に実家に戻ってきました。

100人以上に相談した悩み

2020年9月に実家に戻った私は、今月末で実家に戻って丁度2年になります。実家に戻る少し前から、強迫観念のような不安に駆られて、多くの人に会う機会を求めました。

ビジネススクールやオンラインサロン、短期間のスクールなど、多くの機会を求めました。コロナの影響でZOOMを使った遠隔でのコミュニケーションが増えたことも幸いしました。

私の悩みは、多くの方が抱えている悩みに非常に近いと思いますが、「自分は何のために生きているのだろうか」ということでした。漬物屋の家庭に生まれ育った私は、漬物屋の事業を存続させるために生きているのか、もっと違う何かを成し遂げるべきなのか。

今振り返ると、100人以上の方に相談しています。相談に乗っていただいた方には感謝しかありません。真摯に向き合っていただき、その度に自分の思想や行動が更新されている感覚です。

しかし、悶々とする感覚は消えません。冷静に考えて見ると、その業界で第一人者と言われるくらいの方でも生き方に悩んでいる方がいる事実もあり、悩むこと自体に価値があるとも思います。

直面している大きな課題

悩みに加えて、大きな課題もあります。漬物製造卸という業態も、さまざまな難所があります。

製造者として多くのお客さんに満足してもらいたい気持ちがあり、小売店さんなど流通業者さんの要望や、実際に食べていただくお客さんの要望、自分たちに野菜を提供してくださる農家さんの想い、一緒に働く会社のメンバーの気持ちなど、全員の「心」に100点満点の振る舞いをすることが本当に難しいと痛感しています。

具体手な内容としては、品質や価格などビジネス的な要素もあれば、人対人でコミュニケーションする人情的な部分です。

自分の内部の悩みと、周りの方々に対する消化しきれない部分の課題を抱えている現状です。

こだわりではなく、当たり前

今まで多くの人と対話させていただいていますが、その一つ一つの対話が自分自身を成長させてくれています。

お客さんに満足してもらうための営みや、根本的な自分の思想の部分など、ふと考えると自分は自分オリジナルの要素ってあるのかな、と思ってしまうくらいです。

印象的な言葉が、「こだわりと言わないといけない世の中はおかしい。これが当たり前。」という言葉です。

この話をしてくださったのは、取引先の紹介で商談させていただいた、80歳前後の食品流通業者の理事長さんです。昔は添加物や遺伝子組み換えの食品なんてなく、現在「こだわってます!」と記載して無添加になっているものが当たり前だったと。

一方で、日本の食品製造業で成長し続けている会社は技術進化を取り入れてお客さんに魅力のある価値のある商品を提供しています。

多くの方と話し、SNSを通じても多くの方とコミュニケーションをとる中で、自分の中では違和感がありました。添加物が良いとか悪いとかいう議論は何だろうか。

結論としては、多様性があって良いということで、穿(うが)った見方をせずに双方に良い面と悪い面があるということを理解した上で自分をはじめ、多くの方が物事と向き合えるようになると良いなぁと思ってます。

夢は何??

もう一つ、印象的な話が「木村くんの夢は何?」と聞いていただいた経験です。

この質問をいただいたときにお答えした内容が「食品だけではないと思いますが、世の中で画一的な情報が正しいとされていることに違和感があります。人それぞれで環境が違うので、多くの人が物事を多様な観点から見て適切に判断してもらうことで、本来的に存続すべきものが存続する世の中になることに寄与したい。」という内容でした。

端的にまとめることがなかなか出来ないのですが、要するに「平和が一番」ということです。

自分は、平和な世の中を実現したいと思っています。決して、今が平和ではないというわけではなく、わだかまり的な小さな争いが減ってくれると良いという思いです。

例えば、昔ながらの製法で作られた塩が良いという見方がある一方で、現代的な製塩法で作られた塩は悪である、という話です。塩も適材適所でどちらも必要です。ただ、価格による需要が強くなりすぎて、昔ながらの製塩法が無くなることや、進化した製塩法に過度に反対することのどちらも非常に良くないことだと思うので、もっと平和に話がしたいなぁという感じです。特にSNSでの発信が増えれば増えるほど、この傾向は強くなる感覚です。

川越の漬物屋で衝撃を受けた話

漬物といえば、若い人よりも年配の方が多く食べる印象を持っていました。しかし、先日、川越の漬物屋さんでお手伝いしたときに衝撃を受けました。

漬物屋さんの店頭で漬物を販売していたのですが、店頭を歩いて通るのは10代〜20代の若い人が多く、そんな若い人が足を止めて漬物を食べ歩き用に買って行ってくれるんです。

1日で数百本売れたわけなんですが、自分の固定観念では「若い人は漬物を買わない」でしたが、実際には年配の方の方がどちらかというと買わない感じでした。店内で試食販売していた沢庵も、小さいお子さんが「おいしいおいしい!」と何切れも食べてくれていたのが衝撃でした。

メーカーの立場としては、実際に小売の最前線を見た経験が少なかったです。日常的に、「若い人は漬物を食べないからどうしようか」という話をしていたわけなんですが、実際は「場所と提供の仕方次第では話が根底から変わってくる」という結論でした。

自分の悩みや課題にとっては、クリティカルな現象でした。

アトツギ茶人の金言

要するに自分の悩みは、「何者でもない自分が何者かにどうやってなるか」と、「沢庵、食の良さをもっといろんな人に知ってほしい」です。

前者については、YouTubeや書籍で情報が山のように出ていますが、永遠の課題的なポジションだと思います。後者においては、食という領域においては数々の悩んだ先輩がいます。

そんな先輩の1人が、「茶人」の肩書きで活動されているアトツギの大先輩です。不定期に相談させていただいている方で、自分が解決できてない課題や今後抱えるであろう課題を具体的なご自身の経験をもとにお話いただくことが多く、いつも目から鱗です。

そんな茶人の先輩から先日いただいたアドバイスが、「まずは広さよりも深さを徹底した方が良い。深さが出ると広さを出しやすいから。」と言っていただきました。

自分の想定していたアプローチは、広さがベースだったので、軌道修正しやすい絶好のタイミングでいただいたアドバイスでした。

導かれている話

3,000文字を超えてきて、ここまでの話をまとめた後に「導かれている話」を書いていきます。

自分は、沢庵を主に作る漬物屋の家庭で生まれ育ち、多くの経験や様々な人の話を通して成長させていただいています。そんな中で悩みや課題を抱えながら日常を過ごしています。悩みは何者でもない自分に対する劣等感で、課題は食のコミュニケーションから来る価値の低下です。

ここで大事なのは、自分は漬物屋の家庭で生まれ育ったという点です。漬物屋の家庭で生まれ育つことって誰でもできることではなく、後から努力してなれるものでもありません。

これは、大いなる何かに導かれていると思います。

自分の尊敬する方の1人に田坂さんという教育のプロフェッショナルがいます。その方が「すべては導かれている」という本を出版されています。YouTubeでも見ることができます。

その方がお話しされていることとして、「大いなる何かに導かれている」ということがあります。

自分が自分として、この家庭に今の与えられた環境でいることは、辛い逆境もあるし、上手くいかないことも多々あるけど、それも含めて大いなる何かが自分への価値提供をしてくれているのではないかと感じます。

最後に決意表明

長くなってしまってますが、ここまでお付き合いいただいた方、本当に嬉しいです。ぜひコメントなどで感想や思ったことを寄せていただけると嬉しいです。

最後に決意表明をします。

私、木村彰太は、沢庵の良さを通して多くの方の食生活を豊かにします。

具体的にやることは、SNSの運用やWEBサイトの充実などを通して多くの方とコミュニケーションをとりることです。この記事の下に各種リンクを掲載しています。

この記事に興味を持っていただき、お力添えいただける方がいたら、ぜひ声をかけていただけると光栄です。SNSのメッセージなどで連絡お待ちしています。

各種リンク

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最近、一からスタートしたTwitter

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