【5分でサクッと読書メモ】直感を磨く〜深く考える7つの技法〜
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この記事では年間約288冊の本を読む現役美容師が、読書をしながらスマホでメモした、『下書き読書メモ』の内容をそのまま公開していきます。
独自の視点で大切なポイントだけをまとめたメモとなっているので、サクッと要点だけを知りたい!そんなあなたの参考になればと思います。
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★本日の1冊★
直感を磨く〜深く考える7つの技法〜
田坂広志/講談社現代新書
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深く考える=論理的思考を超えた思考法
つまり『直感思考』を、磨く。
↓
『深く考える技法』とは
→さまざまな思考法を縦軸に活用する技法のこと
『思考のプロフェッショナル』とは
論理思考にも直感思考にも強く、その中間にある様々な思考法にも熟達し、それらを渾然一体として縦横軸に駆使しながら思考を深めていく。
『論理』と『直感』を融合させた最高の思考法
直感力を身につけるには
さまざまな技法を用いて思考力全体を高めたときに初めて磨き出されてくるもの。
★論理的思考と直感思考の間にある中級課程の思考
1直線理論だけで考えない
2二行対立構造だけで考えない
3個別問題だけを考えない
4狭い視野の中で考えない
5文献知識だけで考えない
6自己視点だけで考えない
7直感の力を用いて考える
↓
★深く考えるための7つの思考法
1循環理論
2対立止揚
3課題回帰
4水平知性
5体験知性
6多重人格
7自己対話
❶論理思考と知識活用は人工知能に変わっていく
↓
『論理思考を超えた思考法』
『知識を超えた知恵』
が必要になる。
❷直感力を身につける
→賢明なもう1人の自分を呼び起こす。
❸直感力を発揮できる原因は
『ゼロ・ポイント・フィールド仮説』
★論理思考は初級過程の思考法にすぎない。
●循環論理の思考
直線思考である
・原因と結果
・根拠と結論
・目的と方法
→考える力としては初歩の初歩
↓
しかし世の中の解決困難な問題の多くは循環構造
※悪循環に陥っていることが多い
↓
ここで直線思考を使うと立場による主観的な利害判断が混入し、因果関係が主張される
↓
★企業や組織が病むときは全体が病む
→犯人探しが始まる
●対立止揚の思考
論理思考とは二項対立的な思考
・真と偽
・善と悪
・成功と失敗など
物事を対立的な2つの要素に分割。
これが基本スタイル
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現実の人間や組織、社会は複雑でなので単純化して捉えると上手く対処できなくなる。
★弁証法=対立するものを超え、より高い視点に立つ思考法
『正・反・合』=止揚
ある一つの考え方に対して、これと対立する考え方を取り上げ、これら一見、対立するものを、より
高い次元で統合していく思考のプロセスのこと。
↓
例)
子供に優しくすべきか(正)
厳しくすべきか(反)
互いの意見を交わし、思考を深めていくならば、最終的に優しさか厳しさかの二項対立を超え、2つの考えをより高い次元で統合し、より深い理解に到達をすることが止揚思考のプロセス。
●課題回帰の思考
解決の方法は考えるのではなく、『解決すべき課題』を考える。
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解決方法ばかりに目を奪われて、『視野狭窄』 に陥り、解決すべき課題を見失ってしまうこと。
★橋のデザインを考えるな!河の渡り方を考えよ!
→全く違った発想への転換。
本質的な問題に目を向けることで『視野狭窄』を脱し、全く斬新な解決策を発想できる。
★人は問題解決の鍵を『最先端の技術や革新的な制度』に求める傾向にあるが、その解決のための鍵は『人間心理の機徴』にある。
●水平知性の思考
垂直思知性→一つの専門分野を深く掘り下げる知的能力
水平知性→様々な専門分野を横断的、水平的に結びつけて物事を考える知的能力。
専門家の知識を結集、統合しその総合的な知識で問題解決に取り組める人材=スーパージェネラリストが必要
その為に必要なポイントは3つ
❶深く大きな問いをもつ。
→自然と専門知識が集まってくる。
❷本を読む時に、触発的コンセプトだけを掴みながら読む
❸分かりやすい言葉にこだわる。
→本質を理解する。
オススメは『概論・序説』がつく表題の本を選択することで、本質的な問題を書き出している。
●体験知性の思考
→自身の経験や体験を通じで得られた体験知によって考える思考のこと。
本や雑誌などの言葉で表せる知識ではなく。、言葉で表せない知恵である。
文献知と体験知を区別する。
智恵=暗黙知
体験知を学び取る為には、『反省の技法』を身につけることが大事。
❶経験の追体験
❷体験知の振り返り
❸体験知の言語化
●多重人格の思考
自己視点で考えるのではなく。他者視点で考え、さらには『多重人格視点』で考える。
相手の気持ちになって考えられない原因は2つ
❶心の中のエゴの強さ
→自分中心の視点になってしまう
★自分のエゴを静かに見つめる(エゴは消せない)
静かな観察者なる
❷自身が持つ経験の不足。
→自分自身が【他人】と同様の経験がないと想像力そのものを働かせることができない。
↓
一流のプロフェッショナルは複数の人格を使い分ける
★始めは民主主義。終わりは独裁
(企画プロフェッショナルな世界)
★自分の中にいろいろな人格を育て、それを切り替えながら考える
→経営者も多重人格思考が必要。
●自己対話の思考
自分で考えるのではなく、『賢明なもう1人の自分』と対話する
❶論理思考を超えた『鋭い直感力』
❷データーベースを超えた『膨大な記憶力』
■天才の思考法
多くの人が『賢明なもう1人の自分』を日常で発揮されないのか?
→自分の中にそうした力があると信じてない。
★自己限定してしまってる
例)
30センチ幅の2本の線の上を歩く
断崖絶壁の場合、歩けなくなる。
つまり天才は
『自己限定』の意識を持たない。
結論。
→自己限定の意識を払拭できれば隠れた能力や才能を大きく開花させることができる。
★
天才は自分の発想やアイデアを『自分が生み出した』と思っていない。
天才は自分の発想やアイデアが『どこかからか降りてきた』と思っている。
■『賢明なもう1人の自分』と対話する7つの技法
❶自分の考えを文章に書き出してみる
1自分の考えを文章に書き出してみる
2そのアイデアが全てであるとは決して思わない。
考えを文章に表す=文章に表すことなく、考えを深めるための修練
→そろばんと一緒で頭の中で計算できるようになるのと同じで文章にしなくても深く考えることができるようになる。
❷賢明なもう1人の自分に『問い』を投げかける。
ヒントは『弁証法』
門答=対話
質問する、問いを投げかけるということは考えを深めていくための優れた技法である。
❸徹底的に考え抜いた後、一度、その『問い』を忘れる。
表面意識で『答えを知りたい!』という気持ちが強すぎると働かない。
★待つ時間という知的創造プロセスを
『インキュベーション期間』と呼ぶ。(卵を孵化させる)
→賢明なもう1人の自分が動き出す為に『無心』状態になることが一つの重要な条件となる。
❹意図的にもう1人の自分を追い詰める
自らの退路を断ち自らを追い詰める技法を身につける。
❺もう1人の自分と禅問答する
論理的に矛盾した『対極の言葉』を結びつけて考える
例)未来+記憶など、未来の記憶を結びつけると深い思索が始まる。
■『賢明なもう1人の自分』が現れる7つの身体的技法
❶深い呼吸を行う。
❷音楽の力を活用する
❸群衆の中の孤独に身を置く
❹自然の浄化力の中に身を侵す
❺思索のためだけに散策をする
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否定的な感情が渦巻いているときやエゴが強く動いている時は『賢明なもう1人の自分』は現れない
★自己限定を払拭する3つのポイント
❶人間の可能性を信じること
→自分と他人をわけない。比較優劣が生まれてしまう。
❷天才の秘密を知る
→ゼロポイントフィールド
❸自己対話の技法
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