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NY渡航ブログ第3話 NY NOW2021に出店する〜新型コロナ以降初のジャヴィッツ・センター展示会〜

こんにちは。
No,No,Yes! 所作生産部の椿(ひごろは主に生産管理やペイントに従事)による、初めての海外出張編。
2021年8月NY渡航ブログ全4話の第3話です。
「展示会はもうすでに2週間前になるんだなぁ」と振り返りながら…。


。。。。

恐るおそる馬の横を通りすぎて、ホテルからジャヴィッツへ通う4日間がはじまる。

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NY NOW2021


8月8日(日)〜11日(水)に、米国東海岸最大のコンベンションセンターであるジェイコブ・K.ジャヴィッツ会議センターにて開催されたトレードショーでの様子を記す。

ジャヴィッツセンターは2020年パンデミックの際、仮設病院・ワクチン接種会場となった場所でもある。
今回のNY NOWは、新型コロナ以降第1番目のショーであったことで、
会場も主催者も、参加者たちもより一層気合が入っている感。(現地エージェント談)

※NY NOWとは…ライフスタイルやインテリア雑貨からアクセサリー、ベビー用品、本、文具まで様々なブランドが集まる大展示会。夏と冬の年2回開催のトレードショー。

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これまでは2フロアに分かれていたが、今回は2階のみで開催。
この度、我々「所作 SHOSA」(注)は”ACCESSORIES”の部門での出店である。
「所作」はデザインが独創的であると自負があり、“ACCENT ON DESIGN”に入れて欲しく、デザイン性や背景を主催者にアピールするも、そちらに入るチェック項目に微妙に当てはまらず、、、のためだ。
(注)社名はNo,No,Yes!だが、サイフのブランドは「所作」として展開している。日本国内でも「所作」を知っていただいている方々の中で、「No,No,Yes!の所作」という認識のされかたが十分ではない。
いわんや海外においてをや。「“SHOSA” として発信するのが妙策だろう」というわけである。


「所作」がロビーに展示される製品のひとつに選ばれた!

エージェントより「NYNOW 委員会審査の結果、クリスタルパレスのロビー展示に選ばれた!」と聞き、出発前から高揚する。
これはショー側からも「最も費用効果の高いPRだよ」と言われるほどだ。

クリスタルパレスの展示は、北と南があり、「所作」は北側に展示される。

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選ばれたクラッチバッグロングウォレット
こちら。

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⬆QRコードを読むと、
https://app.swapcard.com/event/ny-now-r-digital-market/exhibitor/RXhoaWJpdG9yXzI4NDgxOA%3D%3D
NY NOWデジタルマーケットに飛べるようになっている。
コロナ以降、対面だけでなくオンラインでのショーも必須、なのだ。

エピソード。
展示の要望は本当のところ、
クラッチバッグのナチュラル(ヌメ)だった。というのも、「ナチュラルカラーが一番イケてるから」だという。
だが、現在 所作クラッチバッグの展開は5色しかない。(2年前に大幅にバリエーションを絞った経緯あり)
けれど、ロングウォレットではナチュラルを見せられる!…そんなこんなでクラッチバッグとロングの両方の展示の許可をいただいたのであった。


会場の様子を30秒動画で紹介🎥

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https://vimeo.com/590726459👈

https://vimeo.com/590727503 👈👈


会場の様子を写真でも紹介👀

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例年より規模が縮小した(エージェント曰く「例年の1/4の規模感」。
ヨーロッパからの大手出店者が総出で参加していなかったこと、またショー開始直前にアメリカ全体での新型コロナセーフティガイドラインの規制が急に厳しくなったことで、人出が少なかったようである)
と言っても、広い。
”ACCESSORIES”部門端のブースから”BABY+CHILD”部門端のブースまで歩いてみる。
身長150cmの私が歩いて(歩幅をご想像ください)、4分14秒かかった。
通路間隔が広くとられているからでもあるだろう。

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エージェントがおられるものの、ひとり米国渡航の身。会場で見つけた同郷(播磨)のマッチ型お香の存在に癒しを得る、といった場面もあった。

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さて、現地バイヤーの反応はいかに?

◆ブースに足を運んで見てくれる・説明まで聞いてくれる方々には”Beautiful”、”Cool”と好反応。
◆色としては、ナチュラルドットそれから雲母シリーズが人気である
◆型でいうとカードケース、私が実際に肩掛けして使っている様子を見せるとショルダーポーチにも関心高し。(訪問人数少なかったが) 男性の場合、9割はショートウォレット2.0に初めに興味を持たれた。

ロビー展示に選ばれたクラッチバッグだが、一緒に展示のロングウォレットのほうが目を惹いたのか、クラッチバッグ目当てのブース客はなかったように感じる。

また、クレジットカードやスマートフォンでの支払いが主なアメリカのライフスタイルについて。(実際、8日間の滞在中に私が現金を使ったのは、フードトラックでの支払い1回のみだった。キャッシュレス社会を実感)
紙幣のサイズにしても、日本の紙幣より小さい。

ロングウォレットの需要は少ないのではないか?
ショートウォレット1.0のサイズ感が、ワクチン接種カードを携帯するうえで合うのでは?
という意見をエージェントと社内で交わしていたが
蓋を開けてみると、ロングウォレット>ショートウォレット1.0であった。


出店しての気付き

1、ブランドロゴ位置が目線より低かった
2、出店全体的に壁3面が白または色調が明るいところが多かった
3、デジタル化の実際のところ
4、機能性よりもデザインで決める観点からか、同業者のデザイナーなど出展者に気に入ってもらえた

1、ブランドロゴ位置が目線より低かった

例えばだが、他のブースを見ると、
こちらのように壁上にブランド名を掲げていた。
ブース番号と共に表記されたボードも頭上に設置されているので、皆
上を向いて歩きがち。

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ノボリを発注する際に、ノボリ自体のバランスだけを考えて構成をした結果だ。欧米人の体型的にも、目線よりだいぶ低くなってしまった。
当初から、上から吊るす予定だったので壁の高さと目線考慮が抜けていたことを反省。


2、出店全体的に壁3面が白
または色調が明るいところが多かった

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3、デジタル化の実際のところ

ブース出店は無く、NY NOWデジタルマーケットだけに参加したブランドも多かったようだ。
しかしながら、ブースに立っていて感じたのは
「予想外にアナログだ」ということ。


関係者は皆(来場者も出店者も)登録されたネームタグを首から提げていたのだが、
QRコードの記載があるも、読み込んでも各々が属するブランドや小売店のウェブサイトに飛べなかった。(主催者側の入場管理に役立つのみ)
せっかくQR コードを付けて歩いているのだから、バイヤーと出展者のコミュニケーションの円滑化にも有益であればよかったと思う。

また、卸販売デジタルプラットフォームであるBrandboom(ブランドごとに適したバイヤーを結びつける、AIを駆使した独自システムを搭載。オーダーから支払いまでいける)を準備して臨んでいたが、、、知らないバイヤーが多い。

周りの出展者を見ても、まだまだ紙のオーダーシートを使ってるところが多く、
バイヤーたちも こちらがiPadで説明しだすと、念のためテーブルに用意していたペライチのオーダーシートを使いたがるひとが多かった。
用意していて本当に良かった!!と心から思った)


4、機能性よりもデザインで決める観点からか、
出展デザイナーらに気に入ってもらえた

ということもあって、
「美術館へは比較的デザインに対する感度の高い人が訪れる」と仮定すると、アメリカでは「ミュージアムショップでの取り扱い」に狙いを絞ってゆくのがベストかもしれない、と考えてみたり。。。
一方、コロナの影響でまだ再開していないミュージアム・ショップもあるし...(最終日、滑り込みで行ったノグチ美術館のミュージアムショップもまだ開いていなかった)


それから、会場自体で
知らなくて驚いたことが2つ。
1つ。会場ではこんなふうに

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軽食やスナック、アイスクリームなどのフードやドリンクが無料で提供されたこと。
おかげで空腹になることがない展示会期間であった。

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2つ。NYNOW会場の冷房が効きすぎていること。
「これだけの広さがこんなに冷えてるってどういうこと??」と思うほどで、全日ずっと長袖が欠かせなかった。ニットを着込んでいる人までいる。かと思えば、タンクトップ&短パンの人もいたのだが。


余談😷ジャヴィッツ近辺のマスク事情

タイムズスクエア近辺ではマスクをしている人が5割ほど、という印象があったが、ここジャヴィッツ・センター~ハドソンヤード近辺ではなんと
マスクをしている人が3割の感じ。

この地域差はなんだろうか。

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NY NOW2021において言えば、
会場では布製マスクをしている人を多く見る。
「おしゃれな人は新型コロナ初めの頃、こだわって布製マスクをしていたけれど、やはりお手軽なので使い捨ての不織布マスクを使うようになった」と、ニューヨーク初日のミーティングでエージェントから聞いていたし、
実際に展示会前まで街で見かけるマスクは不織布製が主だった。
4日間、個性豊かなマスクがカラフルに目に映る。



それでは次回

最終話
までお付き合いいただけると嬉しいです。

『NY渡航ブログ第4話 帰国〜JFK空港からアメリカ出国・羽田空港から日本再入国に必要なものと、到着から2週間の自主隔離期間を過ごす〜』!!



Tsubaki



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