
料理は自由で面白い、豪ノ皿さんの【sizzle interview-13】
「 sizzle interview (シズルインタビュー)」は、クラシルショートクリエイターのジュワッと溢れる魅力をお届けする連載シリーズ🕊 今回は、酒好き料理クリエイターの豪ノ皿(@gonosara)さんにお話をお伺いしました。
長い一日の終わり。
お酒をなみなみ注いで、晩酌の準備🍶
本日のお酒のお供は__
豪ノ皿さんの進化系おうちごはんにキマリ✨
シズル動画の世界に引き込まれて、
お酒がススミみそうな予感……💭

今回お話を伺ったのは、
酒好き料理クリエイターの豪ノ皿さん。
なんと一年前は、異業種の営業マンだったそう!👔
食の世界へ飛び込んだきっかけや、
その先に描く夢までじっくりとお伺いしました✨

01.ずっとごはんの時間がきらいだった。

小さい頃は、「食」に関心がないどころか、好きではありませんでした。
小学生の時は、特に好き嫌いが多く、ごはんの時間が億劫で。
外で遊ぶことしか、興味がなかったんですね(笑)
野球部だった私にとって、食事は身体づくりの手段でしかありませんでした。

部を引退して大学生になった時、はじめて自分の好きな食べ物を、好きな分だけ食べられるようになりました。
そのとき、「母さんの料理って、こんなにうまかったんだ!」と衝撃を受けて、すごく感動してしまって。
それから一気に、食に興味を持ちはじめました。

焼き鳥屋さんでアルバイトをしていた時、店長がよくまかないを作ってくれたんです。
でも実は、そのお店、まかない禁止のチェーン店。
店長は、自腹で材料を買って、時間を削ってまで、従業員に料理をふるまってくれていたんです。
その後ろ姿を見ていたら、自然と料理できる人ってかっこいい!と思うようになって……。
料理を作るのも食べるのも、大好きになりました!
02.寝ても覚めても、料理が好き。

卒業後は、当たり前のように一旦企業に就職を。
バイクを扱うメーカーで、5年間ほど営業の仕事をしていました。
“営業としてキャリアを積んでいこう……。”
そう考えていた矢先、コロナをきっかけに自分と向き合う時間ができました。
そこで、自分が本当に好きなことを仕事にできていないギャップを感じたんです。

学生時代も、会社員時代も、食の世界で働きたい気持ちはこころの奥底にずっとあって。
でも、アルバイトの経験からこの世界の厳しさを肌で感じていたので、なかなか足を踏み入れられずにいました。
“料理は趣味で割り切ろう。”
そう言い聞かせてきたのに、どんどん頭の中を占めていって……。
1番熱中しているのは料理で、何よりも優先したい自分にやっと気がついたんです。
思いきって会社を辞め、食の世界に飛び込みました。

現在は、飲食店で働きながらSNSでレシピを発信をしています。
いろんなものに縛られず、やりたいことに挑戦できる今、会社員時代には感じられなかった“生きている!”と実感する瞬間が増えました。
疲れていても、どこか充実感がある。
遠回りもしたけど、大好きな食に関わる仕事ができて、最高に楽しくて幸せです。
03.心揺さぶる料理動画を。

誰かの料理をしたい気持ちに火を付ける動画を目指しています。
単純に今晩のメニューを決める動画を提供するのではなく、些細なことでもいいから人の心を動かしたい。
これから何ができるんだろう……?
この食材使ってみたいな!
この切り方・盛り付け方、マネしてみよう!

私自身、すごく感動しやすい人間で。
アニメや映画なんて、心が張り裂けるくらい感情移入してしまうほど(笑)
そんな私にとって、心が動く瞬間=幸せを感じる瞬間です。
これからも、皆さんの料理欲を掻き立て、感性を刺激するようなレシピを発信していきたいと思います。
04.発信力で、日本の食の未来を繋ぐ。

今は、夢を一つに絞らずに、目の前の面白そうなことに挑戦しています。
やりたいことがたくさん出るタイプなので、あえて目標は決めていません。

さらに今後は、自分の発信力を日本の食に関する問題の解決に役立てられたらいいなと思っています。
この業界に入ってから、日本の食の問題の多さを実感する機会が増えました。
現代は、工業的な過程を経て作られた安い食品が多く出回っていますよね。
その中には、身体や環境に良くない物も、少なからずあります。
その一方で、地球の未来を考えて、環境と向き合いながら、いいものをつくろうとしている人や企業さんもたくさん存在します。
情熱を持った方々と繋がり、いい物がもっと世の中に広まっていく社会に貢献したいです。
05.豪ノ皿さんからのメッセージ

いつも見てくださって、ありがとうございます!
自分を表現した動画を見て、こだわった部分に反応を頂ける事が、すごく嬉しくて励みになっています。
まだまだ変化の途中なので一年後どうなっているのか……、自分でもワクワクしています!
これからどんどん進化していく豪ノ皿、皆さんついてきてください!(笑)

それから、クラシルクリエイターの皆さん。
世の中には情報が溢れていて、自分らしさや方向性を見失ってしまう時もありますよね。
それでも私は「好きだから発信する」の軸だけは、ぶらさないことを大切にしています。
自分が発信したいことと、それに共感してくださる人。
そのふたつが重なる部分がたとえ大きくなくても、刺さる人がいてくれたらそれで十分幸せです。
もしクリエイターの方で迷われている方がいたら、そこに立ち返ってみるのもいいのかな……なんて。
こういうスタイルの人もいるよって、思っていただけたら幸いです!(笑)
06.イチオシレシピ
私のイチオシレシピは、
『和ルボナーラ』です!ㅤ
こってり、パスタの王道であるカルボナーラ。
こちらをそばと和風調味料でアレンジしたところ、
本家超えな一品ができてしまいました!
これからも、自分が発信したいことと、共感してくださる人の需要が重なるレシピを発信していきたいです!
・・・・・・・・・
かつてはキライだった食の世界へ、
どんどん引き込まれていった豪ノ皿さん。
時間をかけて育てた、食に対する想い。
好きという気持ちは、何にも変え難い原動力になると教えてくださいました🌿
