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災害の規模と、浸水から復旧までの流れ

◆◇水害被害のざっくり概要◇◆
 ・近くの小さな川がじわじわ氾濫。
 ・一階の床から25㎝程度の高さまで床上浸水。
 ・水は、家に浸水し始めてから24時間以上引きませんでした。
 ・家が流されるような、激しい水害ではない。
 ・内水氾濫という言葉が有名になったヤツ。
 ・わたしの自宅がある地域では、死者もけが人も出ていません。

※すみません、家族の意向で詳細な地名や災害名を書けません。気になる方は令和とか内水氾濫とか東北とかで調べれば出てくると思いますので、お手数ですが検索してください。

・床上25㎝程度の浸水の判断について。
  早々に避難したため、自宅に水が上がってきたとき、家は無人でした。
  そのため、水が入ってきているリアルタイムの写真はありませんが、家の壁のいたるところに、泥の線や壁の変色がありましたので、その線を見て、行政の人が判断したものです。

◇◆水害浸水から自宅修復完了までの簡単な流れ◆◇
① 7月の三連休の金曜夜から大雨→土曜昼過ぎに川が溢れる。
  この時点で火災保険代理店担当者に連絡。水が引いたら見に来てもらえるようお願いする。
② 三連休目の月曜朝からようやく片付けができるようになる。
③ 各保険担当者、業者さんと相談し、修繕に向けて動き始める。罹災証明書の申請なども進めていく。

④ 浸水から一週間くらい後 取り急ぎ、リビング床を業者にはがしてもらい、そこから床下のぬれた断熱材を自力でひっぺがす。壁の石膏ボードも浸水したところだけ自力で壊して、断熱材を引きはがし、一階の乾燥を開始。

⑤ 浸水から二週間後くらい 保険の鑑定士が来る。この時提出できるように、修理業者に「理想の原状回復工事の費用」の見積書を作ってもらう。(罹災証明は、保険の申請では使いませんでした)

⑥ 浸水から一か月後 保険の鑑定が確定。保険料が振り込まれる。

⑦ 修理業者に支給された保険料で間に合うように、優先順位を決めてどこまで修繕するのか、相談して決めていく。
  これが、内装、キッチンの内装、外壁、窓枠、建具、いろいろと決めなくては金額が確定しませんので、なかなか時間がかかりました。ショールームも予約が必要ですが、みんな被災してますから、取り合いです。
 このくらいの時期に、罹災証明が届いた記憶があります。

⑨ 浸水から二か月後、9月中旬からようやく工事が本格開始。工事は、被害が深刻な家を優先的に行ったそうで、わたしの地域は優先順位的には二番目程度だったそうです。
 これで、ご近所では二番目くらいの着工の早さでした。

⑩ 11月上旬 ようやく工事が完了。
⑪ 11月中旬から下旬 ようやく家電が揃う。
⑫ 12月に入ってから、家電以外の家具をそろえる。なんとかクリスマスまでに、それなりに生活を取り戻す。

 以上がざっくりとした説明です。
 市や県からの助成金は、いつの間にか入っていました。夫の通帳に振り込まれましたので、管理を夫に任せていたため、具体的な日付や時期が不明で、申し訳ありません。
 ただ、ご近所さんでも、振り込まれる時期にズレがありました。
 あと、我々の住んでいる市、県は、災害慣れしていないということがあり、いろいろと対応が遅いと不満が噴出していました。行政の対応については、おそらくお住まいの地域によってかなり違いが出るのではないかと思います。