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【読書記録】西の魔女が死んだ

今回は、【西の魔女が死んだ】についての要約と紹介を行いたいと行いたいと思います。


・本の概要

大好きなおばあちゃんは本物の魔女!?
物語は、主人公として登場する中学を不登校になってしまったまいが、おばあちゃんの元で過ごした日々が綴られる。

とある日、学校に行かなくなってしまったのをきっかけに、まいは約1か月西の魔女(おばあちゃん)のお家で過ごします。
そこで、魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも、、、

・本から学べること

魔法使いになる為の秘訣は、強い意志を持つことです。私たちが本物の魔女になるのかどうかは置いといて、、、、

その意志の力は誰にでも身につける事が出来る一方、努力が必要なのも確かです。なんの変哲もないことを、このまいという1人の女の子の成長としてみることができる物語です。

では、「意志」って根性なのでしょうか??
根性って精神論みたいに捉える事ができますが、正しい方向性を定め、アンテナを張り巡らせ自身の起こる全てを受け止める事です。

意志が弱い、そんな自分も認める。自分のことをしっかりと理解することが大切です。

では、意志の力は後から強くすることができるのかについて、本書では体力が無い人でも継続すれば、体力は身に着くと表現しているように継続の重要性が改めて学べる内容です。
そして、もしかしたら継続しても結果に繋がらない、退屈、、、と思ってしまう人いるかもしれないです。

でもね、自分の努力が、継続がある日突然、花開く事。今までの自分ではない自分に生まれ変わることもある。その繰り返しということを物語を通して学べます。

・印象に残った言葉

「悪魔を防ぐためにも、魔女になるためにも、いちばん大切なのは意志の力。自分で決める力。自分で決めたことをやり遂げる力」
当たり前の習慣って凄く大切。
まずは、自分との約束を守る。決めたことは最後までやる。
自分を鍛えることが大切なのではないでしょうか。

「サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中で咲かない。シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、誰がシロクマを責めますか」
自分の居場所は、働く場所はここしかないと思うとそこに馴染めなかったときや、嫌になったとき、苦しいとき、辛く悲しい気持ちになってしまいます。

見る視野を広げ、世界はもっと広い事を再認識。
自分が自由に安心して生きられる場所は自分で決めることができること、自分で選択した道で、自分らしく生きていくことの大切さを教えてくれます。

「勝負をするという生き方を選んだ時点で執念は常に自分の心の中心に持っておかねばならない。勝負への執念とは自分自身の心の闘いである」
自分で選択すことの大切さ、自分のことは自分で決めてもいいが、それには責任もあるということ。自分が選んだ道では常に勝負があります。それは、自分との戦いかもしれないし、周囲の理不尽との戦いかもしれないし、、、
ただ、それを乗り越えることができるのかどうかは自分次第。即ち心の問題です。

・最後に

自分の人生は自分で決めていいのです。もしかしたら親や周りの期待に応えようと、レールを外れないように生きていく人もいますよね。

順調であればいいかもしれませんが、そこで一度挫折してしまうとなかなか元に戻れず、それどころか周りを責めてしまうこともあるかもしれません。

自分の居場所はここしかないなんてことはなく、知らない世界や新しい舞台は常に広がっています。

自分の人生は自分の責任。と言いつつもどうしても乗り越えることができない、苦しい、、、
そんな時は思い切って、逃げてしまうことも大切なのかもしれないです。

逃げることは、新たな挑戦でもあります。
環境を変え、新たな気持ちで明るい気持ちで日々を過ごせるようになるはずです。



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