圧力鍋で黒豆煮 目と血管の健康、認知症予防にも
圧力鍋ならおせちの定番黒豆も30分で作れます。
今夜つけて元旦の朝に仕上げることも可能です!
圧力鍋で黒豆煮 塩分糖分控えめレシピ
《材料》
黒豆100g
◎煮汁
水400ml
きび砂糖60g
しょうゆ小さじ2
塩ふたつまみ
《作り方》
煮汁の材料を小さめの鍋に入れて一煮立ちさせる。洗った黒豆を入れてフタをして一晩おく。12時間程度。厚手の鍋がおすすめ。
圧力鍋に移し替え、フタをして強火にかける。
圧力がかかったら弱火にして10分煮、火を止めて圧力が下がるまで置く。
粗熱が取れたら煮汁につけたまま冷蔵庫で保存する。
《料理メモ》
一晩漬ける時、煮る時、保存する時に黒豆が煮汁から出ないようにするとシワが寄らず艶やかにできます。鍋が大きくて煮汁から出る場合は煮汁の量を増やします。
黒豆は目と血管の健康に 認知症予防にも
抗がん剤の世界的研究者として高名な前田浩先生の著書によると、豆類の中で抗酸化力が最も強いのは黒豆ということです。ついで小豆、そして緑豆、大豆と続きます。
黒い色素🟰アントシアニンで、ポリフェノールの一種。アントシアニンはブルーベリー、黒米、赤シソにも含まれる色素成分で強い抗酸化力と血小板凝集抑制作用を持つとため目の健康維持や血管の動脈硬化予防にいいとのこと。
動脈硬化は脳血管性認知症のリスクになるため、黒豆は認知症予防にもいい食材です。
(参考 前田浩著『ウイルスにもがんにもファイトケミカルのちから』、高橋弘著『ファイトケミカル病気を治すいのちのレシピ』)
冬に食べたい色は黒
また薬膳の考え方では、冬の寒さで弱くなるのは腎臓で、腎臓の機能を助けるのは黒い食材とされています。黒豆、黒ごま、黒米、昆布などの海藻類、椎茸などのきのこ類、ごぼうなど。
おせち料理にはこれら黒い食材が多く使われており昔の人の知恵に改めて感心します。
おわりに
日本伝統食の黒豆煮は、現代科学でも薬膳でもヘルシーフードであることが示されています。忙しい現代でも、手軽な調理法で伝統を受け継いでいくことができればと思います。