毎日コツコツ料理暮らし その44「風味があるものは鮮度が命」
風味があるものといえば、何が思いつきますでしょうか?
柑橘系、香味野菜、生姜、わさび、にんにく、大葉などが一般的かもしれません。
こういう風味があるものは、鮮度が命です。
わさび、生姜、にんにくはチューブで使いやすくなっていたり、柑橘類なら果実を絞って果実汁で売っています。
普段、わさびや生姜はチューブで使うと思いますが、ぜひ生すりおろしをすってすぐに食べてみてください。全然違います。
私は、生姜は冷蔵庫にチューブではなく生の固形物を常備しています。とくに生姜は、本格的な生おろし生姜のチューブがあったので、もしかしたら擦りたての美味しさがあるのかもって思いましたが、やはりダメでした。
ちょっとこだわったお店で、生姜が業務用のすりおろし生姜を使っていたら、げんなりすることが多々あります。たぶん、保存料の酸味が影響しているのだと思います。
にんにくの場合は、チューブになってもそれなりには使えます。風味が劣化しやすいものしにくいものはありますね。
柑橘系の無添加の絞り汁を知り合いの方が作ったのを試しにつかったのですが、これも風味が落ちていました。
これに気付けるかどうかは、本物に触れているかどうかというのもあります。このちょっとの差のようで、大きな差は重要なので本物に触れてみてください。
野菜でも育て方によって味が全く違います。
香味野菜で、せりがスーパーでも売られるようになっていますが、野生のせりを食べたことがある方は、味の薄さに気づくと思います。
スーパーに売れているのは水耕栽培なので、水耕栽培の場合は、味が薄い感じのものが多い傾向があります。これがどちらが本物かどうかなんてことは言い切れませんが、もし野生のせりを見つけたら食べてみてくださいね!
ちなみに、生姜も品種や新生姜など採れたての場合と、2ヶ月ほど貯蔵しておいたものや種生姜となる親生姜などで、味や繊維の感じも変わってきます。
風味が落ちやすいもの
調理したらすぐに使うのがよいものをピックアップしました。
・生姜 ・わさび ・大葉 ・ハーブ類 ・香りを楽しむもの ・柑橘類
などは特に注意して調理したらすぐに使ってくださいね!
生姜やわさびなどは使う分のみすりおろしたりすると、風味の劣化は防げます。
ハーブ類は生とドライでは風味の違いを楽しむということもできます。オススメの使い方としては、生とドライを両方使っていいところ使いをするなんてのは、風味に奥行きが出ますよ^^
もし、生姜をおろしたのを保存しておきたい場合は、冷蔵保存でラップなどして空気に触れないようにして、半日くらいで使い切ってください。生姜好きなので、半日くらいはオッケーな感じでした😊