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2000年代初頭の「あるアメリカの子供の幸福な休日」

年末の大掃除をしていると、2006年頃に読んでいた「世界の日本人ジョーク集」という本を見つけた。

今読み返してみると、なんと時代が変わったものかと思う。

2006年頃に110円/$前後の為替が2012年には約80円/$まで円高が進んでいた時代。

そういった世界で日本が活躍する時代背景の中で、アメリカ人が自虐的に書いたジョークなのだろうか?将又はたまた危機感から書いたジョークなのだろうか?


あるアメリカの子供の幸福な休日

待ちに待った日曜日。今日は学校も休みだ。いつもより遅く起きた僕は、まずソニー製のテレビのスイッチを入れる。毎週楽しみにしている日本のアニメを観るためだ。

それが終わると、マンガを読む。でも今日はゆっくり読んでいられない。
パパとハロウィンの衣装を買いに行くのだ。
パパ自慢のトヨタに乗り、ショッピングセンターへと向かう。カーラジオからはイチローがまたヒットを打って新記録を作ったというニュース。いったい何度目の新記録?

買って貰ったのはポケモンの着ぐるみ。これで人気者間違いなしだ。それにクリスマスに欲しい新しいニンテンドーのソフトもしっかりチェックしておいた。でもプリンセス・テンコーのフィギュアも欲しいんだけど。

ランチにおいしいスシを食べてから家に帰った。僕はまたマンガの続きを読む。パパはトヨタを洗いだした。これから、前から観たいと言っていた「ラスト・サムライ」を観るためにママと一緒に映画館に行くらしい。

お兄ちゃんは、ホンダのバイクでガールフレンドの家にでも向かったようだ。夕方にあるカラテの練習まではデートでもするのだろう。

僕は思う。アメリカとはなんて豊かな、いい国だろうって。僕はアメリカに生まれて本当に良かった。僕はアメリカを心から愛している。そしてアメリカの文化を誇りに思っている。


いまや日本円は、デジタル赤字も手伝い最高値の約半分の160円/$近くにまで円安に振れるほど日本の国力は弱まっている。

そうは言っても今でも、アニメ、マンガ、ニンテンドー、
自動車販売はEVシフトからトヨタのハイブリッドが見直されて好調、ホンダのバイクも健在。
スポーツでは大谷翔平選手をはじめとした日本人選手の目を見張る活躍。
映画は、宮崎駿監督に、ポケモン、マリオ、鬼滅の刃、ゴジラ、など枚挙に暇がない。
寿司をはじめとした日本食文化、そしてスポーツは空手のみならず柔道や相撲も海外で人気。

ここ数年、デジタル分野をはじめとしたMagnificent7に押されているが、個別に見ると日本の底力も健在でまだまだ挽回の余地はある。

アメリカも乗り越えてきた道、トランプ政権でさらなる困難が待ち受けているかも知れないけど、きっと日本経済は復活できると信じている。
みんなで日本企業を応援しましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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