旧石器時代の食事!「パレオダイエット」から今を考える
こんばんは。
パレオダイエットってご存知ですか?
わたしだけでなく、今年に入り様々な環境変化があり、多くの方が地球環境を守っていこうという意識は高まっていると思います。
そこで、思い起こせば今から6年ほど前に米国発で流行したという「パレオダイエット」。
ご存じの方も多いかもしれませんが、
それはダイエットと理由だけではなく、これから来る時代に必要な食生活ではないかと思い考えてみました。
パレオダイエットとは
まずは、基本のおさらいです。
正直、当時のわたしはあまり関心なかったです💦。
パレオダイエットとは、
西洋のダイエット法で、英語では「hunter gatherer diet(狩猟採集社会食事法)」、「caveman diet(穴居人ダイエット)」とも呼ばれる。
日本語では旧石器時代食や原始人食と呼ばれる。
旧石器時代(en:Paleolithic Era)の野草と野生動物を中心とした食生活を真似ることをコンセプトとしている。
(Wikipediaより引用)
それは、約1万年前までの、農耕が始まる前の狩猟と採集と漁獲で食料を賄っていた狩猟採集社会の時代。
その後は、農耕が始まり人間の食生活は、米や小麦など穀物中心となり、トウモロコシ等の飼料を与えた牧畜により牛や豚や羊や鶏などの肉がメインとなり、また卵や乳製品を、と変化して現代に至ってます。
しかし、この約1万年前までの狩猟採集社会(旧石器時代)の食事が健康にかつダイエットに良いと流行したものです。
具体的な食事はというと、
農耕や牧畜に頼らず、日常的に簡単に入手できる魚介類、鳥類、小動物、昆虫、卵、野菜、キノコなどの菌類、根菜、ナッツ類などを中心とする。
旧石器時代には、自然界から容易に入手できなかった穀物、豆類、乳製品、芋類、食塩、砂糖、加工油は原則的には避ける。
(Wikipediaより引用)
パレオダイエットが当時流行した理由
狩猟採集社会の食習慣と生活様式を知るため人類学者は、
現在でも狩猟採集をしている民族であるボリビアのチマネ族や北極圏のイヌイット、タンザニアのハッザ族を調査したところ、昔から高血圧や動脈硬化、循環器系の病気になりにくかったという事実がわかったそうです。
人類はおよそ260万年前から農耕が始まる1万年前まで、野生の動植物を食べながら進化してきました。
「農作物を中心とした食生活に人体が適応するには、1万年では短過ぎるのではないか――。」
という考えのもと、米国発で「パレオダイエット」に着目して実践、流行したといいます。
260万年前から1万年前の変化、1万年前から現在までの変化は当然急激な変化のはずですよね。この100年でさえ、10年でさえ驚くほどの変化なんですから😆
『The Paleo Diet(パレオダイエット)』より
著者である米コロラド州立大学のローレン・コーデイン氏は
旧石器時代の食習慣は「人類の遺伝的な特質に合った唯一の理想的な食習慣だ」と。
コーデイン氏が提唱する食事法は次のとおりです。
〔コーデイン氏が提唱する旧石器時代の食習慣にならった独自の食事法〕
脂肪分の少ない肉と魚をたっぷり食べ、人類が調理と農耕を始めた後に食べるようになった乳製品や豆類、穀物は避ける。
心臓病や高血圧、糖尿病、がん、そして、にきびに至るまで、現代人を悩ます“文明病”を予防できます。
農耕が始まって以降、地球環境はどう変わったか?
農耕が始まって耕作地が広がっていくと、狩猟採集として使える土地は狭まっていき、どんどん自然が破壊されて昔ながらの動植物は減っています。
現代になると、世界の人口増により大量生産大量消費のために、保存料や食品添加物等化学物質を使うようになりました。
なんと、食品添加物は年間平均約4kgも体内に入るとか。。。🥶
おっと、はなしがそれました😅
農耕が始まって以降、食生活を含む生活様式が変わり、その後はインフラ整備、科学技術の発達、等で地球環境問題に発展。
人間活動の影響力の増大によって、既に環境変化を自然が修復できなくなってきています。
地球環境問題の主要例
・大気汚染・酸性雨
・水質汚染・土壌汚染
・オゾン層破壊
・地球温暖化・海面上昇・凍土融解
・生物多様性の減退・生態系の破壊
・自然への影響を考えない土地の開発、植林を考慮しない大規模な森林の伐採。
現在のパレオダイエットが好ましいと思うわけ
「パレオダイエット」は以前は古代食生活により自身が健康になるという考え方のものだったと思います。
ただ、古代食材に発酵も取り入れた古代食の生活に近づける、ということは自然環境を守ることに繋がります。
急速に人口減少時代に突入した日本では特にダイエットの意味は別として、自然環境を守り健康になるという「パレオダイエット」は、今の新しい生活様式には相応しいと思います。
(最後に)
共感した記事を紹介します、感動します。
こんなことにならないように(参考記事の続きです)
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