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【静岡県】「世界文化遺産」富士山の恵み

最初に訪れた長野県茅野市からの帰途、折角(?)なので静岡県にある世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成要素の一つ「白糸の滝と音止おとどめの滝」を目指すことに。

先ずは茅野市から中央自動車道を南に走ると、目の前に美しい姿の雄大な富士山が突然現れる。

富士山の頭に雪が積もってなかったことが、ちょっと残念だけど😢


高速道路を走行中、目の前に富士山が現れる


中央自動車道「甲府南インターチェンジ出口」を出てしばらく走ると白糸の滝・音止おとどめの滝エリアの駐車場に着く。
そして、車を降りて少し歩くと次第に滝の音が、、、

それぞれの滝は写真では見たことがあっても、その音から想像が膨らみその滝の雰囲気を楽しみたいとワクワクしてくる。


音止おとどめの滝

順路に従って5分ほど歩くと、 ‘’ゴオー‘’ と爆音が聞こえてきた。
どこにあるのかと見渡すと、立っている位置の下から聞こえてくる。そこには音の割には思いのほかコンパクト、だけど驚くばかりの雄大な音止の滝が見えてくる。
25mの絶壁から落下する大量の水は、黒部ダムの放水を彷彿とさせるような轟音を立てる豪快な滝。


音止の滝 上から覗いてみた
音止の滝 

パンフによると、その名は「その昔、曽我兄弟が父の仇を討つ相談をしていた際、滝の音で声が遮られたため、しばし神に念じたところ一瞬滝の音が止んだという伝説」からつけられたとのこと。


白糸の滝

そして、音止の滝から5分ほど歩き、長い階段を下っていくと白糸の滝が見えてくる。
この白糸の滝、音止の滝とは異なり、その名の通り岸壁から柔らかな幾本もの白い絹糸のように優しく流れている。

白糸の滝(崖の上から撮影) 人と比較すると滝の大きさがわかりますよね
白糸の滝(麓から撮影)

この白糸の滝、高さは20m、幅はなんと湾曲しながら150mもあるという。
水量は毎秒1.5㌧もの富士山の湧水が流れ出ているというから驚き。
麓では、あちらこちらに幾つもの虹が見えて、更にマイナスイオンを浴びることで、心が洗われた気がする。


広角レンズがないのでパノラマにしてみました

動画には虹も映ってますよ~


お鬢水おびんみず

白糸の滝崖面のほぼ中央にお鬢水という鏡のような水たまりが。
ここは、鎌倉時代に源頼朝が「富士の巻狩」のおり、ここに立ち寄り鏡のような水面にびん(頭部側面の髪)のほつれを映し、撫でつけたと言い伝えられているとのこと。

お鬢水

このお鬢水、溶岩の窪地に澄んだ富士の湧水で周囲が木や岩に囲まれ風もないため水面はほんと鏡のよう。

お鬢水の向かいには苔生した岩があり、よく見ると漢字で何かが書いてある。いつの時代のものなのか、なにやら神秘的な場所。


おまけ(富士山)

今回の出張(?)では富士山の魅力の一部を満喫してきたけど、
富士山の麓まで行くと、その湧水はすぐ近くにあっても対照的ダイナミックな音止の滝繊細な白糸の滝を生み出している。まるでマッチョな男性とたおやかな女性のような。。。

やっぱり富士山は神秘的。

長野県のビーナスラインから見た富士山
富士宮市(白糸の滝付近)から見た富士山
白糸の滝と富士山
音止の滝と富士山

最後までお読みいただきありがとうございました。


(ご参考:前回の記事)

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