【休み方】 あなたが休めるべきは「心」では?
突然だが、僕の昨日(土曜日)の過ごし方について紹介したい。
土曜日(昼時):「ふぁあ、いっぱい寝たなぁ。――スマホを開く――あ、東海オンエア更新されてる、見よ」
夕方:「うわ、気づいたらこんな時間……。腹減ったし、簡単にインスタント麺でも食うか。これ昼飯? 夕飯?」
深夜:「今日、何もしてないな……。明日は何しよっかな。何の予定もないし、取り敢えず目覚ましつけずに寝るか」
自分でも思うが、めちゃくちゃだらしない。
ーー本記事のテーマは「休み方」だ。自分の休み方に関してもう一度考え直してみることにした。
ちなみに僕は昨日を振り返って、ちっとも「休めた感」を覚えなかった。それはなぜか。憂鬱な月曜日をもっと待ち遠しい存在にするためには、どう週末の貴重な時間を過ごせばよいのか。
「しっかりと寝ているハズなのに、なぜか疲れが取れない」という日が続く人には、是非読み進めていただきたい。少なくとも僕は、この記事を書くにあたって休み方に対する考え方がまとまったし、それによって行動も変わるような気もしている。
締めの言葉も決まっている。「人によって、そしてタイミングによって「適切な休み方」は異なる。それを見極めて、最高の月曜日を迎えよう」だ。
キーワードは、「行動変容」。「ルンバを買ったら、床にモノを置かなくなった」というのと一緒で、行動というものは、ちょっとした変化で柔軟に変わってしまうものだ。この記事があなたの行動を少しでも変える存在になってくれれば、とっても嬉しい。
休息に必要な「心と体」のモニタリング
さてもう少し、僕の話を続けたい。
ひょんなことから、最近「スマートウォッチ」を身に着けるようになった。すでに着けている人からすれば当たり前のことかと思うが、これが非常に面白い。僕は、左腕を見るだけで、自分の「体」と会話できるようになった。
スマートウォッチの良いところは、行動変容が起こるところだ。
例えば、スマートウォッチを着けるようになって「心拍数」「歩数」「消費カロリー」といった数字が見えるようになったことで、「あと何分間か歩いてみよう」「今ちょっと緊張してるから、深呼吸してみるか」と考えるようになる。
つまり、自分の身体の情報を「モニタリング」することで、そこをうまくコントロールするように行動が変化したのだ。
さてここで、「休み方」というテーマに戻る。
思うに、休み方を考えるうえで重要になるのは、「体」と「心」をどう回復させられるか、ということではないか。
「体」を休めるためには、よく食べて、よく寝ればいい。これは万人に、そしてクラゲですら共通することだ。
ちなみに、クラゲも夜には眠るそう (鶴岡市立加茂水族館で撮影。いい所)
しかし、人間にはクラゲと違って脳がある。悩みや葛藤に晒された「心」の休め方は複雑で、万人に共通するものはない。休日に、しっかりと心を休息させるするためには、体と同様に、しっかりと心の情報を「モニタリング」して、コントロールするような行動を起こす必要がある。
週末ごとの「心身の自己分析」のすゝめ
さて、それではどうやってその情報を可視化するのか、と言うと、それは結構簡単だ。僕の場合は「ブログを書けばいい」し「友達と話せばいい」。
ここで理解していただきたいのは、本記事で言いたいのは、「具体的な休み方How To」ではなく、自分の状態を知るための「時間」を作ることが重要だ、ということだ。これは万人に、とまでは言えないが多くの人に当てはまるように思う。
もちろん先述の休み方(僕の土曜日の過ごし方)がダメという訳ではない。僕自身、これでバッチリ休める場合もあれば、全然休めていないな、と感じる日もある。
noteを書くにあたって、僕の疲れの原因を考えてみると、少なからず思いつくものがあった。敢えて詳述はしないが、「仕事でやり残したことが気になっている」とか。
原因が分かれば、それを解消するための行動を起こせばよい。すぐに解消ができないにしても、問題が良い方向に進むように行動をとれば、少なからず心は回復する。たとえそのための行動が「体力を消耗する」ものであっても。
心の状態は、その時その時で変化する。ちなみに、昨日「うつ度チェック」したら「中程度のうつの可能性がありますよ」と言われていたが、今日の過ごし方を変えてみたところ「軽度のうつの可能性がありますよ」にまで回復した。……どっちにせよ、うつ病の可能性はあることが次は不安になってきたがそれは置いておこう。
昨日:あなたのうつ病重症度は、27点満点中「12点」で「中等度」です。6点以上の場合にはうつ病の可能性がありますので、まず医療機関に相談してください。
今日:あなたのうつ病重症度は、27点満点中「8点」で「軽度」です。6点以上の場合にはうつ病の可能性がありますので、まず医療機関に相談してください。
就職活動を経験した人は「自己分析」で知ったことだろうが、自分の考えていることは、意外と自分ではわからない。
湯船に浸かる時間でもいいし、寝る前の5分間で構わない。「何か疲れてるな」と思ったら、自分が置かれている状態を理解するための時間を作るべきだ。
そして、その「疲れの原因」がわかれば、対処法はいくらでもある。「知識がなくって悩んでいる」なら本を読めばいいし、「最近美味しいもの食べてない」なら、ちょっと奮発してぐるナビの評価が3.8以上の良さげな店に行ってみればいい。
休めるべきは「体」か「心」か
このnoteを書くにあたって分かったのは、体に余裕があるならば、心だけに絞った休み方を選択してもいいということ。その逆も然りだ。
僕が昨日、ダラダラしているだけで「休んだ感」がなかったのは、心の余裕がなかったのに、体しか休ませられていなかったからだった。実際、ダラダラしているだけで幸福感を覚える休日もある。
あなたが会社員であるならば、幸いにも360日中、その3分の1ほどが休日に設定されている。
せっかくならば、その時間をより適切に過ごし、「憂鬱な月曜日(もしくは仕事始め)」を、もっと楽な気持ちで迎えられるよう、適切な休み方を考えるべきではないだろうか。
人によって、そしてタイミングによって「適切な休み方」は異なる。それを見極めて、最高の月曜日を迎えよう。
たとえ、そのための行動が面倒で「体力を消耗するもの」であっても、それはれっきとした「休み方」だ。
ライティングを学び合う会員コミュニティ「sentence」のメンバーが、月ごとのテーマに沿ってマガジン「gate, by sentence」を更新していきます。
3月のテーマは『あなたの「休み方」について』です。
【おしまい】
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神社が好きなので、実際に自分がいった神社の写真を紹介しながら楽しみ方を伝える「神と社記」や……
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仕事で訪れた先での旅行記やコラムを綴った「旅する編集記者」、
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僕は「文章」で心と向き合う
僕にとってこのnoteは、「心を休められる場所」の一つです。
音楽もラジオも聞かずに、テレビも見ずに、ツイッターに翻弄されずに、ただ自分の頭と向き合う。この時間が、心の休息につながっていることもしばしば。それこそ、「タスクが残ってるのにnote書いちゃう」なんて日も少なくありません(笑)。
noteでは、今回の記事のように「自分の考えていることを整理するときもあれば、ただ単に「こんな物語書いてみたいな」なんて、妄想を膨らませるだけのときもあります。「書く」ことが好きなんですね、きっと。よかった。いい趣味だ。なんて自画自賛をしてみたり。
――「書く」と言えば。
知り合いのツイートで見たんですが、PCでもなく、手紙でもなく、「お金」に文字を書いちゃった子がいたみたいです。
「けんちゃん」って誰でしょうね。そして「元気になれ」って? それに、なんで千円札にそんな文字を書いちゃったの? その背景を、妄想してみました。
読んでくれてありがとうございました!はじめましての方も、お久しぶりの方も、以後お見知りおき。フォロー&スキしてくれたらめっちゃ喜びます。
それではまた次回!