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料理で養われる「段取力」「想像力」「軌道修正力」

料理を作ると言う作業は、非常に段取力、想像力、軌道修正力を使う作業です。何品か、複数作る時は、尚更ですね。

段取力

段取力は言うまでもなく、どう言う手順で作ったら無駄なく効率的に進められるか、工程表のようなものですね。
給食施設などの大量調理現場では、この段取力がとても重要で、これを誤ると提供時間に間に合わない!事態を招いてしまいます。

大量調理は、衛生上の問題でほぼ全ての物を加熱処理します。
コンロの数に限りがあるので、どの手順で、どの野菜から茹でるかは、とっても重要です!
汁物で、コンロを1つ使ってしまうので、他のコンロで、主菜、副菜、かたくて火が通りにくい野菜から順に効率よく茹でていく必要があります。
副菜がサラダや和え物など、冷たくして食べるものは、先に加熱を済ませて冷蔵庫で冷やしておく、など。

切り物は、なるべく汚れない食材から先に切ります。
ごぼうなど、泥付きのものは、最後にしないとシンク、まな板が汚れるため、不衛生になり、時間のロスにもなります。

大量調理の段取りは、特殊なので注意すべき点が多いですが、家庭での料理も同じですよね。
どの手順で作るか、汁物は温め直しが出来るから先に作る、茹でるものは、お湯を何度も沸かすのは面倒、かつ時間のロスになるのでお湯を使い回す、使いまわす順番もアクが出にくいものから、など、何も考えずに始めるのと、ある程度頭の中でシミュレーションしてから取り掛かるのとでは、かなり違ってきます。

また、熱々で食べて欲しいものは、最後に作る。
オーブンレンジは、使い方を間違えると大変です!(^_^;)オーブンが冷めるまで再度使う事が出来ないので、肉料理をオーブンにセットした後、レンジ加熱したいものがあった!と気付く時、やってしまった〜!とプチパニックになります。(*_*)

想像力

例えば、冷蔵庫にある、玉ねぎとピーマン、鶏肉で何が作れるかな?
このレシピに書いてある野菜はないけど、他の野菜で代用できないか?など、味の組み合わせ、色の組み合わせ、食感の組み合わせを、頭の中で想像します。
これとこれは合いそうかな、ちょっと冒険してみようかな?など。
作ってみて、
「やっぱり合う!私、天才か~!」(≧∀≦)
と思う時もあれば、
「やっちまった!失敗!!」
という時も。経験を重ねる事で、想像力はどんどん膨らみます。

軌道修正力

これは、もう日常茶飯事で、3つの中では1番大事かもしれません!
作っていて、
「あれ?あると思った調味料がない!どうしよう?じゃあ、代わりにこっち使ってみようかな」
という時や、味がなかなか思い通りに決まらない時もあります。
「何か足りないんだけど、、何を足したらいいだろう?」 
ここで上手く軌道修正できるかどうかが、美味しい家庭料理になるか、ウーバーイーツになるかの分かれ道。(笑)

認知症予防にも

料理は想像力をかきたてる、ワクワクするので子どもが大好きな作業です!
自分が役に立った、自分が作った料理を褒められた、家族に喜んでもらえたら尚のことです。
子どもだけではありません。料理をする事で自然と使う脳の機能(段取力、想像力、軌道修正力)を使うため、は認知症予防にも役立つと言われています。
普段あまり料理をしない方も、簡単なものから挑戦してみてはいかがでしょうか。

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