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強い二人を、孤高と呼ぶ。THE MATCH.


熱い気持ち冷めないうちに。
興味ないひとも、是非昨日の一戦を
今日21時からのabema無料配信で見て欲しい。

昨日、THE MATCH 2022がありました、、、。


20時15分。手汗がクーラーで冷えて、手の中心部分がキュンと痛む。
試験開始の10分前みたいな、大事なオンライン面接の待機中みたいな。
そんな感覚。

なんやかんや武尊が登場したのは、確か21時ごろ。

お馴染みの登場曲が流れる。

その表情、姿に
鼓動は超加速。

次は天心。
今日の天心は流石に笑ってない。

この時点で、一旦脳内でどちらの負けも想像した。
泣いている姿を想像した。

どちらかが負ける。
どちらかの覚悟と情熱と努力は、
「勝利」というかたちでは実らない。

なぜ格闘技、というかこの一戦をこんな熱量で見るようになったのか。

原体験は、
自分が幼少期に5年間格闘技をやっていたこと。
「テコンドー」というキックボクシングのような競技。
空手の試合にも出たことがある。

中学生のとき、
友達に借りた「はじめの一歩」に夢中になった。
90巻くらいまで見たと思う。

元々関心はあったけれど、
本当にリングでの闘いをエンタメとして
見るようになったきっかけは、
武尊。

高校生のときに見始めて、
見ない時期こそあったものの、
大学時代も武尊には常に目を離さなかった。
武尊の試合は見た。武尊のインタビューは聞いた。
武尊がバラエティーに出ると嬉しかった。

そんな武尊の前に現れた那須川天心。
YouTubeでKO集を見て、
素人でも分かる漫画みたいな強さに、
面白くなって、過去の動画を漁って、
何時間も経っていたのを覚えている。

でも、武尊派の私からしたら、
「なんかちょっとおチャラけてて、ムカつくぞ」って。
うん、でも強いし、強い、、、。
あと、いつもファイトパンツが可愛い。お洒落だな。
いつしか天心のことも詳しくなっていた。

そんな二人がついに、
同じ画面で睨み合っている。

20分後には、どちらかが絶望し、
どちらかがマイクを持っている。

試合は、一瞬だった。

次々に空を切る武尊のパンチ。
撃ち合いになって、一発ボディを祈った。

でも天心には全然当らなくて、
武尊のグローブの間にジャブがどんどん入っていった。

武尊は最後まで、
「効かねぇぞ」って笑って攻めていたけど、
残り時間はどんどんなくなって、
判定負けが見えてきた。

「どうか倒して!」

武尊の熱い気持ちが「勝利」で報われてほしかった。

ぼーっと画面をスクロールしてた3分間。
カップラーメンができるまでに、
机の上を片付ける3分間。
喫茶店で隣のおじいちゃんとおばあちゃんが
止まらず、市役所に提出する書類の話をしている3分間。
それを聞きながらnoteを書いている私の3分間。

たくさんの3分間が混ざり合うけど、
あの3分間に、私の3分間が混ざり合うことができて、
本当に良かった。

ありがとう、武尊。

尊敬をこめて、
本当におつかれさまでした。

それから、生きてほしい。
武尊が死んでしまうとしたら、
それも受け入れるしかないような
出来事かもしれないけれど、

でも、生きていてほしい。

超特大のエネルギーをありがとう!
K-1最高。格闘技最高。武尊最高。


「臨んで行った場所だ 孤独と言うな 孤高と呼べ」
『はじめの一歩』鷹村守の名セリフ

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