「本業×プロボノ」という働き方、相互のプラス効果もあってサイコーです
こんにちは。トラックレコードの中で、とんでもなくジョブホッパーな経歴をもつ荒木です。
今回はノウハウ系ではなく、私のキャリアの話。
「本業 × プロボノ」という働き方について、まとめていこうと思います。(あえて「+」ではなく「×」にしている)
本業 x プロボノに興味がある方が読んでくれたら嬉しいです。
プロボノも、本業も、
私は、トラックレコードでクライアント企業様の採用支援・採用広報支援のの仕事をしつつ、日本CTO協会でプロボノ活動をしています。
日本CTO協会はSNSやイベントでよくお見かけする有名なCTOのみなさんが集っている団体なわけですが、このプロボノ活動、ミーハーな私としてとてもテンションがあがりますw
初めてイベントのお手伝いにいったときは、「わー!あの●●さんが数メートル前にいる!」と、まるでアイドルのライブにでも参加したかのように興奮したのを覚えています。
(知り合いにそれを話したら、ちょっとひかれましたw)
実際、私が何をお手伝いしているかというと、インタビュー記事の執筆、大型イベントの当日運営スタッフなどです。
稼働量はそこまで多くないですが、スケジュールが調整できるときは全力で参加する…というスタンスで活動をしています。(ちなみに、会社は有給休暇)
やりはじめて半年ちょっとですが、プロボノ活動での経験が本業でも良い気づきになったり、本業でやっていることがプロボノ活動でもいかせたり…といった、相互にプラスの作用があるというのを実感!
「これ、サイコーじゃない?」と、思っているわけです。
ちなみに「プロボノ」はラテン語が語源だそう。職業上の経験やスキルをいかすという部分、今更ながら腑に落ちました。
自分の無力さを知り、「好き」をみつけた30代
なぜ本業×プロボノというスタイルになったのか?
私のキャリアと大きく関わってきますので、自己紹介もかねてキャリアも振り返ります。
私のキャリアを一言でいうと「勢いまかせのジョブホッパー」。
自分でも「よくもまぁこんなに転職してきたもんだ…」と呆れますが、なんとトラックレコードが11社目です。個人事業主として手伝っていた仕事などもあり、LinkedInの経歴は15件記載されていますw
ざっくりまとめると、こんな経歴。
20代:
社会人1年目はすっごい小さい編集プロダクションでライター
その後IT企業に転職して、音楽系モバイルサイトのディレクター(当時はPdMなんて職業なかったw)
30代:
当時の家族の都合で仕事を辞めてシリコンバレーへ
色々あって日本に帰国。「スタートアップで働きたい!」という想いをもってゼロから職探し
コンテンツマーケティング業界で働きはじめる。制作会社、事業会社のオウンドメディア編集チームなど、いろんな立ち位置でメディアに関わる
後半で「採用」「組織づくり」というテーマに興味をもち、スタートアップの採用担当に
40代:
業務委託で関わっていたトラックレコードからお誘いをいただき、社員になる ← 今ココ
考え方が大きく変わったのは、30代前半で仕事を辞めざるを得なかったあたり。
基本的に「仕事したいタイプ」なので、20代は徹夜だろうが働きまくっていまして、それも含めて「仕事楽しい」状態でした。
仕事でノリに乗っていたタイミングで、事情があって渡米したわけですが、そこで「今までのすべてがゼロにリセットされる感覚」を味わいます。
大げさな表現かもしれませんが、仕事がなくなったことで自分のアイデンティティまで喪失したように感じてしまい、本当に悩みました。
言葉の壁、VISAの問題、大学からやり直したほうがいいのか…など、どんどん身動きがとれなくなってしまいまして、会社のおかげで仕事ができていただけで、自分ひとりじゃ何もできないと思い知らされたんですよね…。
「会社の名前ではなく、自分の力で仕事ができるようになりたい」と強く意識をしたのは、確実にこのタイミングです。
もうひとつは、キャリアの積み重ねの中で「書く」仕事が好きだと気付いたこと。
私は「おもしろそう」という興味と直感だけで仕事を選んできたのですが、結果的に、編集プロダククションやコンテンツマーケティングなど、「何かを書いて伝える仕事」を多く経験してきました。
そして、仕事をしていく中で「書くこと」「伝えること」が好きなんだなと気づいたのです。
フリーランスで働くライターさんたちと一緒に仕事をしたことも、働き方の選択肢を広げるきっかけになったと思います。
日本に戻ってきて仕事をしていくなかで、すごーく単純ですが、
「書く」仕事を、私個人に依頼してもらえるようになったら、何歳になってもずっと仕事してられるじゃん!!
と考えるようになりました。(本当に単純w)
とはいえ、ライターとして食べていけるレベルではないし、やってみたい仕事だって他にもあるんだよなーというワガママな私。
色々悩んだりした結果、
本業は組織の中でしか経験できないことで、やりたいことをやる
ライター活動とかは個人でやる
という「二足のわらじ」で生きていくことに。これが30代半ばの決断でした。
その後も、当然のように紆余曲折あったのですが…
ちょっとずつでもライターとしての活動を続けてきたことが、今のプロボノ活動にも繋がっているので、「二足のわらじ」を選択したことはとても良い決断だったと思っています。
本業とプロボノの相乗効果って?
冒頭で、「本業×プロボノがサイコー」と記載していますが、ここについても簡単に書いておきます。
私は、今トラックレコードでクライアント企業様のDevRel支援をしています。
個人のキャリアの中でも、採用広報は経験してきましたが、DevRelは「やりたいけど、うまくやれてこなかった領域」です。記事を読んだり、イベントに参加したりはするものの、まだまだリサーチ不測な感じが否めない…
一方、日本CTO協会のプロボノで何をやっているか?というと、開発者体験が良いといわれるメガベンチャーやIT企業のEMやDevRelの方に、取材をさせてもらっています。
テーマ的にも
開発生産性をあげるための取り組みや考え方
DevRel(技術広報)の戦略、取り組み、カルチャーの作り方
といった、本業にも親和性のあるテーマのため本当に学びがあるんです。
質問項目の大枠は決まっていますが、取材自体の進行も私が担当しているので、好きなことを聞けるというのもありがたいポイント。
各社でこんな違いがあるのか、ここは共通なんだな、こんな取り組みまでやっているのか…と、常に驚きと発見があります。
本業だけでは知り得なかったことを、プロボノを通して知ることができ、それがいつかきっと本業でも活きる…(はず)
これって、とても良い循環だと思うのです。
プロボノこそ、好きなことをしたほうがいい
では、相乗効果を狙って打算的にプロボノを選んだほうがいいのか?
それはそれで「NO」だと思うんですよね。
プロボノはお金をもらえるわけではありません。何かしらのモチベーションを自分の中でつくらないと、ただ大変で終わってしまいます。
成長するから…自分のスキルが活かせるから…本業にもつながりそうだから…というのも、選ぶ目線としては間違っていないと思いますが、やっぱり私は「好きなこと」をするのがいいと思うのです。
私も別に打算的に何か考えてはじめたわけではなく、日本CTO協会にも前から興味あったし、書くのも好きだし、イベントの裏方もおもしろそうだから始めました。
プロボノ活動は自分が楽しいからやっているので、お金とか考えたことないし、時間を割くことも苦になりません。
「え、この企業に取材できるんですか?やります!!」
「イベントのお手伝いしているだけなのに、こんな面白いトークセッション聞けるなんてラッキー!」
というのが、プロボノをしているときの私の心の声なのですw
「この活動に関わりたい!」という気持ちが大前提にあって、関わり方を探っていったらたまたまプロボノだった、やりはじめたら本業にもつながっている…くらいが、ハッピーなプロボノなのかもしれません。
全力で取り組めるプロボノに出会えると、きっと色々ハッピーだ!
というわけで、「本業×プロボノ」というキャリアのオススメでした。
私は運良く、本業にも親和性のあるプロボノに出会えてハッピーなのですが、この記事で伝えたいのは…
人生1回しかないんだから、「好きなこと」やろうよ!
でしょうかw
「好きなことをやる」という意味でも、プロボノという関わり方はちょうどよいのだと思います。金銭が発生しないからこそ、純粋な気持ちで取り組めますしね。そして本気でやるからこそ、自己成長や学びにもつながるのではないかと。
「本当は他にやってみたいことあるんだよな…」と悶々としてるアナタ!
プロボノという可能性を探ってみてはいかがでしょうか?
とはいえ、チャンスは自ら掴まないといけないので
自分の好きなことを見つける
気になる場所やイベントには、どんどん参加してみる
という日々の動きも大事です。
そして、全力で取り組めそうなプロボノに出会えたら、前のめりにスタートしてみてください!
きっと色々ハッピーになりますよ。
トラックレコードには、プロボノとかもやりながら「DevRelって何だろう?」と考えているようなメンバーもおります。
クライアント企業様の採用広報・DevRel活動の支援、全力でやらせていただきますので、「相談してみたいな」「一緒に悩んでほしいな」と思った方は、ぜひお問い合わせください!
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