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心と体が喜ぶ「休養」の力 ~陰主陽従の視点から~

東洋医学には「陰主陽従」という大切な考え方があります。
これは「陰が主で、陽は従う」という意味です。

現代社会では「頑張る」「活動する」という陽の部分が重視されがちです。でも、実は「休む」「静かに過ごす」という陰の部分が、私たちの健康の土台なんです。

寒い日の服装を考えてみてください。

素敵なアウターを着こなすためには、まず上質なインナーで体をしっかり温めることが大切。
インナーがしっかりしているからこそ、アウターも美しく着こなせますね。

同じように、私たちの活動も、「休養」という土台があってこそ輝きます。休むことは、より良い活動のための大切な準備。


夜更かしを続けたり、
休みなく働き続けたり、
常に誰かのために頑張り続けたり。

このように陰の時間を削っていくと、やがて体は悲鳴を上げ始めます。
疲れが取れない、眠れない、やる気が出ない...。
これは「陰」が不足している状態のサインです。

さらには病気や怪我、事故をも引き寄せると思っています。


「でも、休むと周りに迷惑をかけてしまう...」
そんな思いを抱える方も多いかもしれません。

でも、覚えていてほしいです。
適切な「休み」があってこそ、より良い「活動」が生まれるということを。
それは自然の理であり、私たちの体に刻まれた大切なリズムなんです。

今日から、少しずつでいいので「休む時間」を大切にしてみませんか?
それは決して怠けることではなく、むしろ、より良い活動のための賢明な選択です。

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