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85.【振り返り読書②】『昨夜のカレー、明日のパン』

こんばんは。
しょうこです。

「振り返り読書」シリーズ二回目は、木皿泉著『昨夜(ゆうべ)のカレー、明日のパン』です。
木皿泉は夫婦の脚本家で、子供のとき好きだったドラマの一つ「野ブタ。をプロデュース」や「セクシーボイスアンドロボ」の作者だそうです。

この『昨夜のカレー、明日のパン』は、2014年本屋大賞を取った作品です。
私はこの作品も大好きで、実家の本棚をドンシャリしたときも、この本は残して置きました。
それくらいまた読みたくなるお気に入りの一冊です。

◼︎悲しいはずなのに、幸せな気持ちになれる本


最初に題名を見たとき、美味しそうな名前の本だなと正直思いました。
しかし、物語を先後まで読むとこの意味がわかります。

簡単に、作品の内容をご紹介します。

悲しいのに、幸せな気持ちにもなれるのだ――。7年前、25歳で死んだ一樹。遺された嫁のテツコと一緒に暮らし続ける一樹の父・ギフとの何気ない日常に鏤められたコトバが心をうつ連作長篇。
河出書房ホームページ

若くして夫を亡くしたテツコと、同じく息子を亡くしたギフ。
一見悲しようあらすじなのですが、実際は笑えて前向きな気持ちになれる話です。

私はテツコのキャラがとても好きです。
明るくて強くて、わかりやすくて人間らしい性格。
そんなテツコと穏やかなギフの生活模様が面白いです。

一樹の死を一緒に乗り越えてきたからこそ、嫁と義父二人暮らしという不思議な暮らしも楽しめるんだろうなと思います。


◼︎最後に

この作品は、テツコとギフだけでなく登場人部のキャラがみんな素敵です。
実はドラマ化もされていて、まだ観たことがないのですがいつか必ず観たいと思います。

ではまた♪


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