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【制作日記】比率の変更

最終的に解体される巨大な一枚布を作るアートプロジェクトを進めています。

布を配置する比率を再検討しています。

もともと1枚布を作り始める段階では、このような比率のものを想定していました。

23年10月に作品の方向性をイメージするために紙でつくったもの

そこから時間が経ち、10ヶ月ほど色の布(正方形)をひたすら縫ってきました。

1年間で縫ってきた正方形の色味のある布たち

さらに24年の10月くらいから、背景の黒地の布を縫い合わせを開始しました。

そして11月、このタイミングで改めて、黒い背景の前に縫い付けていく前方に配置する布(前景の布)の配置の比率を調整し直そうと思いました。

これまでの布の配置の仕方を見た時に窮屈な印象を覚えたからです。

色付きの布(正方形)の配置を再調整中
布をいくつか置きながら、大きな一枚布の完成のイメージを想像する

こういう比率を決定する時、布を置いてみて「ピンとくる」瞬間を待ちます。「こう作って下さい」という決められた比率があるわけではありませんので、生まれ始めた一枚布と自分自身の間で対話しながら、その比率が決まっていくのを待つしかありません。

しばらく一枚布を眺めていると、「この比率でいこう」という感覚が湧いてきました。それに伴い、前景の背景にあたる黒い布の縦横比も変更することにしました。

変更前の黒い布

いったん黒の布を希望するところまで拡張し終えたら、次は2列目の黒の布を縫っていこうと思います。

12月も地道な作業が続いていきそうです。頑張ります!

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三浦祥敬(しょうけい)@アートプロジェクト・fuwatari
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