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読書記録「僕の散財日記」

こんばんは。西武ライオンズのファンの人は、身の回りのものは青で統一してるのでしょうか? プロ野球ではチームカラーが青の球団はたくさんあります。ベイスターズは最たる例ですね。
ところが西武ライオンズのファンの考える青とは、通称「ライオンズブルー」と呼ばれる明るい青です。今の限りなくネイビーに近い青に抵抗があるファンは少なくありません。

しかし、あのライオンズブルーで自分の身の回りを統一するのは、なかなか難しいのであります。何のことか、近いうちにお話します。

松任谷正隆「僕の散財日記」(世界文化社)

検索したら、文春文庫にもなってました。大好きな某三省堂書店にはないようです。単行本を図書館で借りて読みました。

読んだ感想としては、

男の人って買い物のスケールが違う! これぞ大人の男性!

という、語彙力を奪われるものでした(涙)。以前家でJAFの冊子を読んでいたので、著者が車マニアであることは知ってました。

男の人の買い物ぶりを知ることができて、とても面白かったです。私がやるなら「私の新書散財日記~1000円でお釣りがこないの~」と、しょぼいものになりますからね(誰も望んでない、てかサブタイトル何とかしろ)。

頻繁にアメリカ(主にロサンゼルス)に行くのは、妻のユーミンのアルバム収録でもあるからだろうか?とも思いました。ユーミンも「かみさん」としてたまに出てきますが、たぶん金銭感覚が似ているから、「なんという買い物をしたの!」ってならないのでしょう。

大好きな車は買ってないけど、ほとんど乗らないだろうと思われるバイクを買ったり、服にもけっこう気を遣ってる。単行本の裏表紙には(下着の)パンツと思われる写真が載ってるけど、これもまた買ったもの。ブランドもの。

衝動買いとは違う、大人の男性のお買い物。でも身につけるものは、一般市民からすると高級感を漂わせる。50代(当時)で、安っぽいものを持っていたら、貧弱な男と見られるでしょう。海外ブランドがすべてではないと思いますが。

巻末に、本に収録された「買ったもの」の点数をつけてますが、あまり「合わなかった」ものはないように思います。モンキーというバイクは、ほとんど乗ってないようですが。

「買ったもの」のスケールが大きくて圧倒されますが、ロサンゼルスに入ったら、ホテルにチェックインした足でお店に入るそうです。レコーディングしながら(に限らないと思うけど、観光で行ってるとは書いてない)買い物もちょっと……というのはない。時差ボケとの戦いが面白いです。

スケールが大きいと書きましたが、家を買ったとはありません。Wikipediaによると、何台も車を持っているとあります。どんなガレージなんだか?

学生時代にはカメラや万年筆に憧れてたという話もありますが、東京多摩地区の公立中学校には、そんなおしゃれな男子はいませんでした。やっぱり都会の学校に通ってた人は違う。そういうのも買い物のルーツにあるんでしょうね。

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