
小西真奈 Wherever(府中市美術館)
こんばんは。高尾山に行きたいといっても、いろいろ制約があります。通院の前日に行くのはNGというルールができてました。都内への通院は1日がかりだからです。朝の通勤ラッシュの終わりのほうでも、電車に乗るのはエネルギーを消費します。その分帰りはのんびりしています。
というわけで、今月も高尾山に行けるかどうか微妙となっています。
府中市美術館に行ってきました。気づくと、今の展示も今度の3連休でおしまいだからです。高尾山に行くどころじゃない!と気づいたのは、先週末でした。
最初に比較的最近の作品を見せ、次の部屋でデッサンみたいな鉛筆画、最後に初期作品という流れでした。
個人的には、最初に見て目を奪われた、最近の作品が印象に残りました。輪郭が曖昧というか、かっちりしてなくて柔らかい線で描かれているのがいいです。
小西真奈という人はこのへん(東京都多摩地区)に住んでるみたいで、目を奪われた比較的最近の作品の題材となってます。テレビドラマを見ていて「ここ見たことがある!」と気づくのと似ていて、「この温室はまさかあそこ? どうすればこんな色や線で表現できるのだろう」と見てました。
昔の作品(といっても2000年代)の絵は、同じ風景画でも、もうちょっとかっちりしていました。写真みたい。風景画には風景画の、写真には写真の表現の違いがあります。
2番目の部屋に展示されていた鉛筆画は、ただぐにゃぐにゃとした線で「これが、どうすればあんな絵画になるんだろう?」と不思議なものでした。しかも大きな紙ではなく、ノートの1ページくらいの大きさです。
書道でも大作は小さな紙から始まりますが、絵画でもノートサイズの鉛筆画から、だんだんと大きなキャンバスになってゆくんですね。以前やっぱり府中市美術館で見た棟方志功の版画も、そんなことを想像しながら見ていました。
身近な場所にも絵画のヒントがある、と教えてくれました。あんまり「この絵は○○を描いたものだ」と限定するのもよくありません。想像の力が制限されてしまいます。
絵を見るのは好きです。昔も今も、これは変わりませんが、見た記憶を残したくて、図録が欲しくなります。でも本棚にはキャパというものがあり、お財布のお金も限られてます。以上2点から図録を集めることはしてません。
その代わり絵はがきを買ってました。それが今ではPostcrossing(ポスクロ)のためになってます。
【おまけ】
月末の読書会の課題図書をまだ借りてません。検索したところ、児童書のようです。感想を話し合う場なので、いい加減にはできません。
読書会に参加するのは夢でした。一度、催し物の中で行われた読書会に参加し、とても楽しかったです。それで「地元の施設で読書会をやってくれたらな…」とずっと思ってました。それがかなうなんて!