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読書記録「さかなクンの一魚一会」
こんばんは。5年日記の2年目も、3日目に入りました。しかーし、万年筆のインクが出てこない! いくら子ども向けのエントリーモデルでも、粗末にはできない。書ける日のために、メモ用紙に3日分何を書いたかを記録しています。1日4行だと、箱根駅伝の話をする場所はありません。
新年早々、本を読んでます。今年は○冊読むぞ!という目標は立てるだけ無駄なので、気が向いたときに本屋さんや図書館に行くという、ゆるゆるでやってゆきます。
あ、松本侑子訳の「赤毛のアン」シリーズ(文春文庫)は読みたい。頭がいいとはいえないので、村岡花子訳と比較して読もうということは考えてません(村岡花子訳は、現代と出版された時代が違うので、当時の日本人にわかりやすいような訳だと、何かで読みました)。
さかなクン「さかなクンの一魚一会」(講談社)
さかなクンが自ら小学校に入学した年まで書いてるので、年齢がバレバレである。読んでいて、男子には魚の話を聞かれたり、関心をもってもらえた話はあるけれど、そこには女子の姿はない。男子ってそうだったんだと、本来意図するのとは違う見方をしてしまった。
小中学校で生き物に強い関心をもつのは、男子のほうが多いのかも。
タコから始まるお魚人生を突っ走って今に至る、だろうけど、魚が好きすぎる息子に「勉強をしなさい」と一切言わなかった母親の存在が大きいのだと思う。魚の絵も自由に描かせたという。
もともと絵が上手で、魚に目覚める前はトラックなども描いていたという。これは天性の才能だとしかいいようがないくらい、羨ましい絵だった。
絵に限らず、好きなものを好きだとストレートに表現して、それで人に不快な思いをさせなかったのも、才能なのか、さかなクンの人格のなせるわざなのか。さかなクンが自ら書いてる文章だから、自分目線かもしれないけど、他の人が同じことしててもここまで受け入れられないと思う。
それでご飯を食べられるようになったのだから、さかなクンはただ者ではない。時代が大らかだったのか、今の子が小学生で魚に目覚めて、ネットで調べるだけじゃ物足りなくなり、魚屋さんや水族館に通ったりしても、メディアその他で取り上げられるほどにはならないと思う。
魚屋さんに通うくだりなんて見ていて、「今の子はみんなインターネットで調べておしまいなんだろうなあ」と思ったくらいです。魚を丸ごと1匹買って、細部まで手を抜かず絵を描いて、それから食卓に上るのだ。
スーパーだと切り身の魚ばかりだもんね……図鑑やネットで見る姿とは全然違う。魚丸ごと1匹というのも、わかる気がする。
さかなクンは夢の世界の住人(主にテレビなど)だから、年齢とか考えないほうがいい人です。前にも書きましたが、この本がベースの「さかなのこ」の映画は見ました。さかなクン役はのんでしたが、ぴったりハマってました。