『知育菓子』で英語×理科×アントレプレナー(中高のある授業紹介)
クラシエフーズの知育菓子
ねるねるねーるねは、40代あたりまでなら1度は作ったことがある夢のお菓子。こういった知育菓子を教育でも活用していこうという流れで、Kracie(クラシエ)さんが知育菓子先生を募集されていた。
本校(松蔭中学GS)では、ちょうど、昨年度末の英語動画コンテストで知育菓子を英語で紹介したチームがあり、高校GLではアントレプレナーも始まった。
今、知育菓子で授業を行うと、絶対、色んな知識がつながり、教育効果が高い授業ができる!そんな思いから、早速授業案を準備して応募。そして、嬉しいことに採択。
早速授業案を再度練り直し、いざ中1~高1へ実施!!!
今回はその授業内容を紹介させていただきます。
【皆さまへ】
概要のみはInstagramのリール動画でまとめています。是非ごらんいただき、気に入っていただけたら、是非フォローお願いします。今後も色んな取り組みを紹介していきます。
Instagramのダイジェスト版はこちら
最後に英語でのパッケージ名の投票があるので、是非、そちらもご協力お願いします。
授業の目的
①英語のみの指示で知育菓子を作る。
⇒英語のコミュニュケーション能力の育成
英語で行うことで達成感&セルフエフィカシーの向上
②理科的視点からのアプローチ
⇒知育菓子のメカニズムは、中高の内容で説明できる。
慣れしたしんだお菓子が、化学と関係することを知り、
理科に対する興味関心度を育成
③知育菓子をビジネス目線で捉える(アントレプレナーシップ)
⇒知育菓子が海外で注目されている
or日本文化の1つとして認知されている理由をビジネス目線から考える。
④知育菓子の海外パッケージの名前を考える(アントレプレナーシップ)
⇒販売者目線にたち、キャッチ―なタイトルと紹介文を考えることで、
ビジネス目線及び、想像&創造力の育成
授業内容
①アイスブレイク
英語のレシピをみて、料理をあてるクイズ
②英語の指示のみで作ろう。
③???を引き出し、理科の視点
先生:「なぜ、グミができるのかな?」
生徒:「化学反応」
先生:「そうそれ!気になるよね、では理科の○○先生の解説を聞こう」
④知育菓子は世界的に有名
海外Youtuberもとりあげるほどなんです!
引用元
⑤でもなぜ?評価理由をビジネス目線で考察。
お菓子って食べるものだけど、知育菓子は?どうなの?
そうその通り、既存の価値観を変えてユニークな商品にしているのがポイントです!
⑥このお菓子の海外パッケージの名前を考えよう。
では、販売者の気持ちになって、英語圏で売る時のパッケージ名と紹介文を作成しよう。
活動① このお菓子の味を説明しよう。
活動② このお菓子の販売名を考えよう。
活動③ ①と②を踏まえて紹介文を書こう。
⑦英語のパッケージ名投票
販売パッケージの名前としていくつかピックアップしました。みなさんは、どれが好きですか?イイネと思ったものを以下のFormsから投票してください。ご覧になられている方も是非、投票よろしくお願いします。
英語でのパッケージ名
Fun Gummy Fishing! 楽しいグミつり
Living Gummies いきてるグミ
Fishing Gummies!! グミつり
Fantasy Gummy ファンタジーグミ
Milky Way 天の川(グミ)
Mysterious Gummies 不思議なグミ
ALIEN Tongue 宇宙人の舌
Space Gummy 宇宙のグミ
Birth of Gummy グミの誕生
Go! Go! Gummy!! 行け行けグミ
【投票は以下のMicrosoft Formsをクリック】
商品名の「グミつれた」を捉えたものから、実際に作って食べて体験したからこそでてくる、視覚的に捉えたもの、プロセスに注目したもの、活動の感想から来るものまで、幅広いものがでてきました。
みなさんの想像力&創造力 Great!!
【投票結果はこちら】
上位3つ
・Go! Go! Gummy! 行け!行け!
・グミ ALIEN Tongue
・宇宙人の舌 Milky Way 天の川
活動③の商品説明で素敵だったものの紹介(高1生)
Have you ever thought you can make a gummy? Maybe no. However, if you have this magical kit, you can be a gummy master!! Let's fight with your friends to see who can make gummy the longest!
⑦授業後の振り返り
Q:今回の知育菓子授業の感想を教えてください。
グミつれたはどんどんストローで上げていくとどれぐらい長くできるかという楽しみにもなったし、ゲル化という現象でグミをつりあげることができるのを知れたのが面白いなと思った。それに、英語でちゃんと順番通りに最後まで作ることができたので自分の中では成果や達成感を感じたと思った。
小さい頃は特に何も考えず、楽しく作って食べていたけれど、中学生になった今、作って食べてみると、小さい頃の自分には無かった疑問や興味が出てきました。
知育菓子は幼い子供だとただただ「楽しい」という感情で終わってしまいますが、今になると知育菓子で得られる理科などがあるので良かったです。始まる前は知育菓子を作ることに楽しみを持っていただけだったが、学べることもたくさんあることを初めてしることができ、新しい発見を見つけることができたいい機会だと思いました。
この知育菓子の作り方を英語で聞いて作ったのが新鮮だったのと、化学で説明されたので、今まで何気なく作っていたものを詳しく知られておもしろかった。
今回、楽しいだけではなく知育菓子についても学ぶことができた。知育菓子がなぜ日本の文化の1つなのかや世界で有名なのかを知ることができて良かった。
今日、知育菓子を題材に授業したことで、お菓子を作ることにもきちんと意味が込められていると感じた。ビジネスの視点で「自分がこの商品を販売するならどんな名前をつけるのか」を考えた時、パッとすぐには出てこず、子供たちがどうやったら惹かれるのか、悩み続けたからである。普段自分たちが買っている必需品や日常商品のこともさらに考えると、計画して作成したり、販売している人は改めて素晴らしいなと思った。
最後に教員コメント
振り返りを見ると授業目的として設定していた部分は伝えられたのが良く分かる。やはり、机に座って講義を受けるより、こんな風に身体を動かしながら学ぶと、より興味関心も沸き、内容も心にとどまる。
こんな機会を与えてくださったクラシエさんに改めて御礼申し上げます!
次年度も機会があれば、是非、応募して参加したいと思います。
【クラシエ知育菓子】
https://www.kracie.co.jp/foods/okashi/chiiku/jugyou/
【こちらも是非(2024年度の実践)】