『ふぃぼんへの道』製作記録【Unity自作ゲーム】
このたび、2020年12月27日締め切りのUnity一週間ゲームジャムに参加してきました。
お題は「あける」です。
一週間で一本のゲームを作ろうという企画でしたが、結局十日間くらいかかりました。
プログラミングは以前から少しだけかじっていましたが、いつかやってみたいと思っていたゲーム作りはしたことがありませんでした。なのでこれが初めて作ったゲームです。
▼書きたかったことが書けていなかったので、わたくしめの書いた別記事から引用
“ロボトミーコーポレーションという、SCPのような存在を管理するゲームがありますが、そのSCPの一つを専属管理員となって育てる、という感じのイメージで不思議さのある雰囲気を目指しました。
日数が少ない中でクリッカーゲームとして作ることが決定したとき、ただクリックして終わりのゲームにはしたくなかったので、十種類のはこと「しんのすがた」を集めるという収集要素を入れました。意地でもその収集要素だけは入れようとがんばりました。
はこの成長先のリザルトと「しんのすがた」で不思議な存在「はこ」の想像を広げてもらえたら嬉しいです。”
▼この記事より
ふぃぼんへの道 - (私が作ったゲーム)
▼ゲーム画面
製作中のころの記録と所感
色々なものの創作に手を出してきましたが、これはひたすら大変でした。Unityを扱ったのは初めてだったので、Unityというソフトがどういう仕組みでゲームを扱っているのか、という点を知るところからのスタートでした。
ただ、さすがUnityだなぁと思った点が、とにかくネット上の資料の豊富さ。初心者が突き当たる壁やよくある機能なんかの実装方法やサンプルスクリプトがたくさんある。
その中には実際のゲーム作りの工程を見せてUnityの扱い方を教えてくれているサイトもあり、そういったサイトの一つを参考の主軸として作っていきました。私が参考にしていたサイトは最初にタイトルシーン作成から入っていたので、まずシーン間の移動方法やGUI周りの扱い方を習いました。
↓参考にしていたサイトの一つ。ありがとうございました。
ある程度の基礎を習うと、そこからは壁にぶつかるたびにネットで検索して調べていきました。本当にネット上に資料が豊富で助かりました。
ゲーム作りが初めてな上に期間も限られていたので、当初実現したかったゲーム像から少しずつ現段階で実現するのが難しそうなものを削いでいき、逆に理解が深まるにつれて実現できそうなものを追加していきました。
「実現できそう」といっても「意地でも実現させてやる」という気持ちでやってた機能もありました。タイトルシーンのテキストボックスへの入力と、その入力を反映させる仕組みです。
これができたときガッツポーズして心の底から「やったー」と言って布団に倒れこみました。プログラミング本当に難しいです。
とはいえ、それからビルドして実際にブラウザで動かしてみる段階になって、webGL形式では何かしらインストールしないとテキストボックスに日本語を入力できないとわかり、少々修正に追われました。
修正といえば、カウントダウンの仕組みについても、メインのゲーム画面のシーンに入ってからカウントダウンを始めないといけないのに、タイトル画面のところからすでにカウントダウンが始まっていてスクリプトを見直したり、といったときも冷や汗をかきました。
正直、「初心者の自分がプログラム書いてゲーム作るの大変だからビジュアルスクリプティングしたいなぁ」と思ったりもしました。
一応文字でのスクリプティングが主要なUnityでもBoltというアセットを使うとビジュアルスクリプティング機能が使えて、プログラムに必要な要素を線で繋げてスクリプティングできるとのことで、インストールしてみました。
しかし結局、そのときには文字でのコード書きにだいぶ慣れてしまっていて「今の段階では文字でスクリプト書く方が速いや」となってコードとにらめっこしていました。
あとビジュアルスクリプティングよりも文字でスクリプトを書いていく方がプログラミングしている感があってテンションがわずかに上がります。
それでも正直、思ったよりも「自分プログラマーしてる!」というテンションにはなりませんでした。思い通りの動きをさせるのに必死だったせいかもしれません。
終わりに『ふぃぼんへの道』
とにかく思い通りの動きを実現するのに頭をひねって大変でした。
とはいえプログラミングはとにかく大変な分、上手くいくと達成感がすごかったです。それから今回のゲームはフォントとカードと効果音以外自作でして、絵を作って文章でも世界観を作るのは楽しかったですね。
はこという謎の存在とそれを管理する状況という場に不思議な空気が出ていたら嬉しいです。
Unityでゲームを作ってみて、他のゲームエンジンやソフトはどんな使用感なのか気になったので、他のものも触ってみたいと思いました。Unityはせっかくなので今後も使っていきたいですね。Boltも使ってみて、普通にスクリプト書くのとどっちが良いか、というのも見たいです。
とにかく作り終えられて良かった。よく寝られそうだ。