【小説】絶世の美人の頭部は火に包まれ頭蓋骨になった【2021/2/2進捗】
あらすじ
魔法使いになるための契約の夜、それまで絶世の美人として魔法学校で有名だったヒドリは、魔法使いになる代償として頭部を失った。美しい首が乗っていた場所に頭蓋骨を燃やし続ける炎が乗るのみになると、周囲の扱いは変わった。食事も呼吸も排泄もできなくなり、睡眠も必要なくなった。やがてヒドリは心を病み、魔法を使わない一般人の出歩く都市へと歩き出す。
そこでヒドリは自分を受け入れてくれる存在と出会う。しかしそれは魔法使いたちにかけられた封印を解こうと目論む禁じられた魔神だった