側弯症×腰痛×肩甲胸郭関節の関連について考える!
どうも!しーご(@Hs041300)です。
STMマガジン、第12段!!
皆さんは
患者・クライアントを担当した経験が少なくともあるのではないでしょうか。
経験がない方も、もしかしたらおられるかもしれません。
また側弯症は脊柱の変形だけでなく
などアライメント不良を呈する方が多いかと思います。
この時に要素が多くてなかなか絞りにくいな!と思った経験はないでしょうか?
今回は少し視点を変えて、臨床上軽度〜重度までいる側弯症の概要と肩甲胸郭関節の関連について解説していきます。
腰痛症の方にも応用可能な内容になっていますのでご覧下さい!
特に今回は…
というテーマに絞って皆さんに伝わりやすいように書いてみました。
そして…
いつもは「無料」で
配信していたこのマガジンをどうやったら皆さんに真剣に読んでもらえるか考えた結果…
していく流れとなりました。
私たちの記事をどうやって読んでもらい、臨床に生かしてもらえるか。
そして疑問に感じたことをいかに沢山共有し、皆さんと一緒に成長できるか。
今回はこれらをさらにブラッシュアップした内容となっていますので是非ご覧ください!!
無料の時よりもより一層、深堀りした内容になっているので
日頃の臨床の疑問を解決する”ヒント”が見つかるかもしれません。
を示した内容になっています。
下記のような人はオススメ出来ません。
こんな悩みを持っている方にオススメ
私も臨床でなかなか骨盤帯などを評価・アプローチしても良くならない人を沢山経験してきました。
そんな私と同じような悩みを持った人達の悩み解決の一助となるnoteです。
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読んていただいた方からのnote口コミ
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それでは始めて行きたいと思います!
序章 側弯症の病態について
このように定義されています。
側弯症は現時点で病因は不明であり、遺伝、結合組織の異常、脊柱の発達異常など沢山の要因が挙げられます。
このなかには姿勢不良による筋バランスの崩れ、骨の組織的変化を引き起こすものも含まれます。
このような側弯症は大きく2つに分けられます。
具体的には骨に変形があるものを構築性
骨には変形はないが逃避姿勢として見かけ上おこる機能性(非構築性)
これらに分けられています。
構築性のほとんどが成長に伴って生じる椎体の楔状変形を指し、これらの進行を予防するために様々な活動が行われています。
その一方で私たちが臨床上でよく見る側弯症は機能性側弯症が多いのかもしれません。
ある一定の側弯症がどこまで改善するかや、どのような治療方針を辿っていくべきか知っておく必要性があります。
以前Twitterでこのようなアンケートをとりました。
側弯症には先ほども述べましたが大きく分けて2つ分類されていて、それらの特性を知った上での治療選択や医師との相談、診断が必要となります。
意外と側弯症の定義を知らずに側弯症と思い込んで介入している人が多いかもしれません。
その結果が下記です。
このように側弯症の分類を理解されていない方々が半数以上おられます。
次に2つの分類を更に詳細に解説していきます。
①構築性側弯症について
を指します。
成長期に多く、重篤な側弯症へ進行するリスクがあります。
ここからは構築性側弯症について解説していきます。
また構築性側弯症は原因不明の特発性側弯症以外にも原因が明らかな側弯症が約20%存在します。それが上記の図にある②に当てはまります。
(ここに関しては今回は詳細を割愛させていただきます。)
特発性側弯症は年齢によってさらに細かく分けられています。
身体成長速度のピークが側弯カーブの進行とよく同期すると言われ、11~14歳が進行しやすい時期であるため要注意です。
※その他は6−24ヶ月、5−8歳で進行しやすい。
しかし、成長期であれば機能性の側弯症が後に構築性に移行することも考えられ、明確に分けられないのも現実みたいです。
②進行のリスクを推し量るCobb角とRisser sign
Cobb角とは最も傾斜している椎体(上位終椎と下位終椎)の垂直線どうしがなす角度を指します。
Cobb角の角度によっては側弯が進行するリスクがあることは述べられています。
に分けられます。
進行確率を下記に示します。
この図で示されているようにCobb角が20°未満の場合、進行リスクが低いのに対して20°を超えると進行リスクが高くなるのがわかります。
また年齢による考慮も必要となります。
これらの様々な要因が挙げられ
このようなリスク因子含め、装具療法やリハビリテーションによるカーブの進行抑制及び身体機能低下を防止することが重要となります。
またCobb角以外にも予後予測する指標があります。
Risser Signとは?
腸骨稜の成熟度合いを示す指標と言われています。
通常は腸骨稜の外側から成熟が始まります。
グレードは0〜5まであり、骨格の成熟に伴って段階が上がっていきます。
このようなRisser Signを元に進行因子が算出されています!
それが下記です↓↓↓
これらは成長過程における治療過程の基準として適応可能です。
を理解し、予後予測が必要となります。
これらを加味した上でリハビリ介入していくことが重要となるのです。
③機能性側弯症について
前述したようにスポーツの過活動や姿勢不良によって生じる側弯症のことを指します。
そのため日常生活での一側の過活動で身体の不調を訴える人が多い。
生活習慣や過活動となっている部分を抑制するように運動療法などが必要となります。
④変形性脊椎症による側弯症
骨粗鬆症や生活習慣での姿勢不良や外傷で生じた二時的な椎骨の変形を指します。
高齢者の側弯症はこのように生じています。
ここまでは側弯症の概要や予後予測的な側面でお話ししてきました。
次に重要となるのは介入する上で知っておくべき評価についてです。
第2章 側弯症の評価
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