観る将が将棋を指してみた(38) ～2024年9月編～
観る将の私が将棋のオンライン対局を始め、月毎に振り返りをしています。
現在は将棋倶楽部２４を主戦場としており、2024年の目標を7級としました。瞬発力のトレーニングにと考え、将棋ウォーズの10秒将棋にもチャレンジしています。
上級者の方々からアドバイスをいただいたり、自分の経験を書くことで、私と似たようなレベルの方々と情報交換していけると嬉しいなと思っています。
なお、バックナンバーを下記マガジンにまとめていますので、ご興味がありましたらご覧ください。
へなちょこ急戦
YoutuberのSugarさんが出版されている「一撃！対振り飛車へなちょこ急戦」（以下「へな急」と略します）という本を読んでいます。今までいくつかの戦術書を読みましたが、「こうされたらどうするんだろう」という部分が書かれていなかったり、序盤に優勢となることもあっても、その先で逆転されてしまうことも多い状況でした。ここ数か月は持久戦を試したりもしてきましたが、却って指し手がチグハグになり、悩みは深まるばかりでした。
「へな急」は相手の指し手に応じた手順や考え方が示されており、優勢になった後の指針も書かれています。まだ覚えきれなくて、実戦では活用できていないのですが、読みこなせばかなり有益そうな気がしています。何より急戦を扱っているので、私の性格にも合っています。「へな急」が身に付いて対振り飛車の勝率が上がると良いのですが・・・
実戦詰将棋
上級者の方には物足りないかもしれませんが、実戦で現れた詰みのある局面を紹介します（持ち駒は余ります）。
①上図は後手が△7一同金と銀を取ったため即詰みが生じています。1分将棋で詰ませることはできますか？手数は長い（水匠によれば19手詰め）ですが、7手目までクリアできれば後は簡単な追い詰めです。
実戦では7手目を発見できず、詰ませることはできませんでした。
2024年9月の戦績
将棋倶楽部２４
28勝24敗（勝率.538）
先手：16勝13敗、後手：12勝11敗
相居飛車：16勝9敗、対振り飛車：12勝15敗
先月に続いて勝ち越すことができ、一時期失いかけていたモチベーションも何とか回復してきました。級位も10級の中で行ったり来たりが大半でしたが、数回9級に戻ったりもしました。上述した「へな急」はまだ身に付かず、対振り飛車は負け越しです。振り飛車対策が向上すれば、更に上を目指していけるかもしれません。
将棋ウォーズ（10秒将棋）
11勝19敗（勝率.367）
先手：5勝8敗、後手：6勝11敗
相居飛車：5勝9敗、対振り飛車：6勝10敗
将棋倶楽部２４と逆の傾向になっているのが不思議ですが、大きく負け越して達成率も30％台に急落してしまいした。従来よりも力を入れて、1局/日を達成できたのが唯一の成果ですが、やはり半分は勝ちたいと思っています。
実戦詰将棋の答え（他の詰み手順もあると思います）
①▲7一同龍 △7一同玉 ▲6一金 △6一同玉 ▲5一飛 △7二玉 ▲8四桂 △8四同角 ▲7一金 △8二玉 ▲8一金 △9二玉 ▲9一金 △9三玉 ▲8二角 △8二同玉 ▲8一飛成 △9三玉 ▲9二龍 まで