観る将が将棋を指してみた(29) ~2023年12月編~
2023年の年初を将棋倶楽部24の10級で迎え、2023年の目標を8級としました。2024年を迎え、この1年振り返ってみたいと思います。上級者の方々からアドバイスをいただいたり、自分の経験を書くことで、私と似たようなレベルの方々と情報交換していけると嬉しいなと思っています。
なお、バックナンバーを下記マガジンにまとめていますので、ご興味がありましたらご覧ください。
実戦詰将棋
まずは毎月恒例となってきた、実戦で現れた詰みのある局面を紹介します(持ち駒は余ります)。
上図は角で王手した局面ですが、既に後手玉には即詰みが生じています。1分将棋で詰ませることはできますか?
①上図で後手が△3四玉と桂を取った場合の手順(水匠によれば11手詰め)を考えてください。
②上図で後手が△4三玉とかわした場合の手順(水匠によれば11手詰め)を考えてください。
2023年12月の戦績
将棋倶楽部24
41勝32敗(勝率.562)
先手:23勝17敗、後手:18勝15敗
相居飛車:24勝21敗、対振り飛車:17勝11敗
12月は観る将活動が少なかったのと冬休みあったのとで、73局と自己最多の対局数となりました。級位は月初に11級まで落ちましたが、後半盛り返して9級となり自己最高レーティングを更新して年を越すことができました。これまですぐに仕掛けて逆襲されるパターンが多かったのですが、この2か月程は自陣を少し整えてから攻めるように心掛けており、特に苦手だった後手番で勝率が改善されてきた気がします。
将棋ウォーズ(10秒将棋)
14勝9敗(勝率.609)
先手:3勝7敗、後手:11勝2敗
相居飛車:7勝6敗、対振り飛車:7勝3敗
10秒将棋は瞬発力や直観力を鍛えるトレーニングのつもりなので、あまり勝敗には拘っていないのですが、12月も勝ち越すことができました。級位は2級で達成率は70%とわずかに上がっています。水匠で振り返り、推奨手順を眺めているだけでも勉強になっているのかもしれません。
2023年の年間戦績
将棋倶楽部24
362勝357敗(勝率.503)2千日手
2023年の目標を8級としていましたが、9級になることはあっても8級に近づくことはなく、まったくの未達に終わりました。年間ほぼ5割の勝率なので、客観的に見て実力も1年前からほとんど変わっていないことになります。11級では通してもらえる無理攻めが、10級以上になると通らなくなるので、今更ながら陣形を整えてから開戦するようにして、11月以降は勝率も改善してきました。2024年は少しハードルを上げて、7級を目標に頑張ってみようと思います。
将棋ウォーズ(10秒将棋)
66勝55敗(勝率.545)
勝ち越している要因がわからないくらい酷い内容なのですが、短い時間の中で大悪手を指さないように心掛けています。2級前後だと、どうしても悪手の応酬になるので、多少形勢を損ねても諦めないことも重要だと思っています。