#16 粗く作って問題が出たら何とかする。

日本人の9割が完璧主義だと思う。凄く良いのに、まだ完成してないので…もっと改良の余地が….なんてことを言ったりする。いい意味でまじめだなと思うが、たいてい、そういうのは完成する前に心が折れてしまう。

自分の頭の中から生み出される文章やプロダクト、企画書などは時間をかけてもかけなくても大して質に変動はない。なぜか?それは自分の頭の中から生み出されるからである。

創業者に求められるのは高品質なプロダクトではなく、スピードである。プロダクトは粗くても良いがとにかくニーズがあるのか検証をして、どうすれば効率よく必要とされている人に届くのかという、当たり前のことを整えることが重要である。

当然プロダクトは粗いので不満が出てくる。また、サービスやカスタマーサポートにおいても、不満が出てくるものだ。普通の神経をしている人であれば大体の場合ここで参ってしまうことが多い。完璧なものを出さなかったからお客さんが怒ってしまったのだと感じるからだ。いわゆる、自分を責めてしまう行為に至る。

しかし実際のところ顧客は値段相応の動きをしなかったから代替案か返金をお願いしたいと思っているに過ぎない。怒っていたらプラスで多少おまけをつけてもよいぐらいだと思う。こういった意見のおかげで、次の商品の改善点が見つかる。いわばプロダクトのバグ取りをしているようなものだからだ。

完璧主義にこだわりすぎるといつまでたっても企業は成長しないしそれらはまわりまわって顧客に良くない影響を与える。とっとと作ってリリースすることが大切である。

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