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蔵書紹介:SQLアンチパターン/Bill Karwin

本の概要

『SQLアンチパターン』Bill Karwin (著), 和田 卓人 (監修), 和田 省二 (監修), 児島 修 (翻訳)
リレーショナルデータベースやアプリケーションの設計、実装、SQL記述について、ありがちな良くない例とその理由、改善方法が書かれている。エンジニア向けの書籍として非常によく知られており、内容の汎用性は高く長期的に役に立つと思われる。ただし説明が具体的すぎて完全な初学者には少し難しいので、まずはDBやSQLの基礎知識を学んで、開発を経験した後に本書を読むことをおすすめしたい。

正しく動いているように見えても、表面上見えづらい部分で問題が起きたり、しばらく使い続けてユーザやデータが増えることで後から問題が起きることがよくある。データベースの使い方を誤ることで性能やセキュリティが低下したり、想定しない動作をする。このような潜在的な問題に防ぐために本書のような骨太で信頼できる文献で学ぶと良いだろう。

購入経緯と読書状況

本書の存在は出版当時から認識していたが、当時の所属チームはアプリケーション開発の成熟度が高く、また、本格的なデータベースを扱うこともなかったため、改めて書籍で学習する必要性が低く長年買わずにいた。後に本格的なデータベースを扱うチームに入り、また、既存システムやチームメンバーのスキルに不安があったため、少しでも改善したくて本書を購入した。プロジェクトの中止などにより本格的なデータベースの扱いがなくなり、骨太な本を読むモチベーションがなくなったため、本書は読んでいない。

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