蔵書紹介:エンジニアのためのWord再入門講座 新版/佐藤竜一
本の概要
『エンジニアのためのWord再入門講座 新版 美しくメンテナンス性の高い開発ドキュメントの作り方』
エンジニアのドキュメントをExcelやPowerPointではなくWordで書く方法について書かれている。本書はドキュメントの意味を考えることから始まり、Excel(特にExcel方眼紙)とPowerPointの問題点やWordの優位性を述べた後、Wordの基本的な設定や作成方法などの使い方が示されている。
私の感覚的にもエンジニアのドキュメントはExcelが一番多く、次点でPowerPointもそれなりに使うけど、Wordはあまり使われていない。たとえば対外的なレター(謝罪文など)、会議の議事録、操作マニュアルはWordが多いが、ふだん考えなしに仕事をしているとこれらのドキュメントでWordがよく使われている理由がわからず、Excelとの使い分けができなくて全部Excelで作ろうとしてしまう。
個人的には「改行や改ページを使って正しく表示したい」「文や段落の長さ・行数にバラつきがある」というケースではExcelよりもWordを使いたい。Excel方眼紙にせよ、Excelのセル内改行にせよ、改行をうまく表現するには特別な考慮が必要になりがちで、これは本質的な文書の内容とは関係のない余計なノイズになるため、本丸に使えるリソースが減ってしまう。余計なことを考えずにアウトプットするために、Wordを使うと良い。
購入経緯と読書状況
Twitterでクチコミを見て、同僚や後輩への指導のために購入した。まだ読んでいない。