蔵書紹介:データサイエンティスト・ハンドブック/丸山宏, 神谷直樹, 山田敦
本の概要
『データサイエンティスト・ハンドブック』
統計分析や機械学習の基礎的な計算理論や方法論について図表を使って浅く広く説明されている。どちらかといえば入門向けのつくりになっているが、説明の表現がお堅いので難易度は高いようにも思う。概念設計くらいのレイヤーを扱っており、実装のレイヤーは扱っていないように見える。データサイエンスだけでなく、BIツールのようなデータマネジメントやデータアナリスト方面の記載も含まれている。本書は世間的にはあまり評価されていないようだが、書かれていること自体はそう悪くはないように思う。ただし、もっとわかりやすい本、もっと詳しく書かれた本、実装がわかる本がほかにあるように思うので、相対的な評価は低くなってしまうかもしれない。
購入経緯と読書状況
昨日紹介した『IBMを強くした「アナリティクス」 ビッグデータ31の実践例』と同じく、コンサルの上司が読んでいるのを見て購入したが、自分では読んでいない。