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蔵書紹介:問題解決プロフェッショナル―「思考と技術」/齋藤嘉則

本の概要

『新版 問題解決プロフェッショナル―思考と技術』
問題解決のための2つの思考(ゼロベース思考と仮説思考)と2つの技術( MECEとロジックツリー)について説明されている。本書もコンサルタントによく読まれている定番書で知名度が高い。エンジニアでも上流工程・要件定義、設計などに活用できるだろう。

昨日紹介した『考える技術・書く技術』とは共通点が多く、書店や本棚ではよく一緒に並んでいる(ダイヤモンド社によるコンサルタントのテクニックを学べるA5サイズ・ハードカバー本)。しかし著者やシリーズが異なるため、選書の際には適切に取捨選択したい。

購入経緯と読書状況

本書は上司から推奨されたわけではないが、『考える技術・書く技術』と一緒に購入した。本書も会社の研修と内容の重複が多く、ハードカバーが苦手なこともあって読んでいない。

個人的にはゼロベース思考に関連してクリティカルシンキングを重視しており、「それって本当かな」「そもそもこれって何だっけ」と前提を疑うことで良い仕事ができると考えている。これは表面的な言動や態度を批判的・否定的にするということではなくて(批判的言動はお互いの気を害するのでやりたくない)、まずは頭の中で前提のたしからしさを検証してみて、疑わしい場合や納得できない場合にギャップを埋めましょうという話である。このときに当たり前のように扱われていることに質問したり、他者の発言の前提を問いただすことは心理的に難しく、聞く勇気が求められる。

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