蔵書紹介:問題発見プロフェッショナル―「構想力と分析力」/齋藤嘉則
本の概要
『問題発見プロフェッショナル―「構想力と分析力」』
本書は問題解決の前段階にあたる問題発見のためのテクニックが説明されている。具体的には問題発見の4P(※)や MECE、トレンド分析、相関分析、パレート分析などの多くの方法論について書かれている。問題の洗い出しとその可視化や評価ができるようになるだろう。コンサルタントやエンジニアによる上流工程での活用が想定される。
(※)問題発見の4P:Purpose・Position・Perspective・Period(マーケティングの4P分析:Product・Price・Place・Promotionとは別物)
昨日紹介した『問題解決プロフェッショナル―「思考と技術」』と同じシリーズのため、合わせて読むと良い。本書で問題発見ができるようになり、『問題解決プロフェッショナル―「思考と技術」』で問題解決ができるようになる。
購入経緯と読書状況
ITコンサルタントに職種変更した際に、『考える技術・書く技術』や『問題解決プロフェッショナル―「思考と技術」』と一緒に購入した。本書は会社の研修との重複が少ないと思われるが、前述の2冊を読んでいないことやハードカバーが苦手なこともあって結局読んでいない。今の私が読むならばこの3冊の中では本書を読むのが一番効果的だろうと思われる(既知の情報が比較的少ないため)。