宮崎『日南フェニックスロード』をドライブ
今回は、昨年の秋に個人的に行きました宮崎での観光について記事にしたいと思います。
宮崎は南北約160㎞と縦に大きい県です。
観光名所の多い宮崎の中でも、県中央から南部の日向灘に伸びる日南海岸は魅力的なスポットが点在する屈指の人気エリアです。
この海岸線の道は「日南フェニックスロード」と呼ばれ、宮崎の最南端にあたる都井岬までの約80㎞の海岸沿いルートに総称です。
日南海岸国定公園の一部でもあります。
気候は黒潮の影響で年間を通して温暖で日照時間も長く、日本で最も日照時間の長いエリアの一つで、特に冬の日照時間が長いことから、プロ野球のキャンプ地として利用しているチームも多いです。
世界一に輝いたWBCの侍ジャパンのキャンプもこの宮崎で行われたことは有名です。
観光に話が戻りますが、宮崎(ブーゲンビリア)空港からレンタカーを借りて、北から南下していくというのが定番なのですが、私は鹿児島県志布志市(宮崎県串間市に隣接)に数日滞在をしていた関係で、南から北上をしていくという逆ルートで観光をしました。
初めて宮崎に行った際は、定番の空港からのルートでした。
南国ムードでいっぱいの宮崎の魅力を是非、皆様にお伝えできればと思っております。
今回もどうぞよろしくお願い致します。
※実は嬉しいことに、前回の記事もnote公式マガジンの『おでかけ記事まとめ』&『旅のフォトアルバム記事まとめ』、旅と本のWEBマガジン『ほんのひととき編集部が気になった記事』に選ばれました(^^)/
有り難いことに、マガジンに選ばれたのは6週連続となります(^^)
もし、前回の記事を読んでいない方がいらっしゃれば、ぜひご覧ください。
Noteを始めて約3か月になりますが、 今後も皆さんに私なりの情報をお届けしていきたいと思っていますので、引き続きどうぞよろしくお願いします。
都井岬
日南海岸国定公園の最南端であり、宮崎最南端にある都井岬。
岬一帯には、雄大な景観の中に、江戸時代から続く武士の馬が野生化した「御崎馬」が棲息しています。
日本の在来馬の一つとして国の天然記念物に指定されています。
運が良ければ、多くの野生馬を間近に見ることができますが、糞があちこちに落ちているので、歩く際は踏まないように気をつけてください。
灯台として九州で初めて国の登録有形文化財に指定され、九州で唯一、内部を常時公開している都井岬灯台もあります。
都井岬観光交流館「パカラパカ」では、地場商品のショッピングやフード&ドリンク、都井岬の大パノラマや今人気のVRを楽しむこともできます。
道の駅南郷
日本で唯一亜熱帯作物支場の中にある道の駅です。
散策コースもあり、山の高みには亜熱帯性の花木であるジャカランダを植栽した「ジャカランダの森」や、岩山を模した中にサボテンなどを配した「ロックマウンテン」などもあり、さまざまに趣向を凝らしたポイントが設置されています。
店内は地元の海産物から工芸品まで多種多様なラインナップが揃っています。
レストランでは、地元で水揚げされるカツオやマグロを使った料理が味わえます。
マンゴーなどのトロピカルフルーツを使ったソフトクリームやパフェなどもあり、眺望を楽しみながら贅沢な一時を過ごせます。
油津
油津(あぶらつ)は江戸時代に飫肥(おび)杉の積出しで繁栄した商・漁港の街です。
カツオ・マグロ遠洋漁業の基地でもあります。
油津のシンボルは、油津赤レンガ館です。
建物は堀川運河の東、中町通りに面して建つ煉瓦造2階建てで、内部は中央にアーチ天井の通路があり、左右2室にとなっています。
大正10年(1921年)、油津の豪商河野宗四郎の四男宗人が主屋に2階建てを増築すると同時に建築しました。
各室の入口もアーチ状につくられ大正時代のモダンな雰囲気を感じられます。
昼食は、地元の方のオススメのお店「魚料理 びびんや」に行きました。
「びび」とは日南地方の方言で魚のことで、油津港に集まる新鮮なびびを使った料理は、ボリュームたっぷりで価格もお手頃で、コスパがいいです。
かなりの人気店で、待ち時間がかなり発生することも頻繁なようです。
実際、1時間位待ちました。
刺身付きの天ぷら定食を食べましたが、どれも美味で特に刺身が最高でした。
ぜひ、再訪したいお店です。
鵜戸神宮
「鵜戸さん」と親しみを込めて呼ばれる宮崎で最も有名な神社とも言えます。
昨年の台風14号の被害を受け、楼門の瓦が吹き飛ばされていました。
台風の被害の悲惨さを物語っていました…
日向灘に面した神秘的な洞窟の中に、あざやかな朱塗りの本殿が鎮座する「鵜戸神宮」。
縁結び、夫婦円満、安産祈願等の御利益があると親しまれています。
広島東洋カープのキャンプ地が近いと言う事もあり、必勝祈願の大きめの絵馬がありました。
男性は左手、女性は右手で願いを込めながら運玉を投げ、亀石と呼ばれる岩の枡形に入れれば願いが叶うと言われています。
サンメッセ日南
平成8年(1996年)、「太陽からのメッセージを受けて地球に許される生き方に気づく」をテーマにした地元の村おこしのために作られた施設です。
地球感謝の鐘・二十一世紀出発の灯・ユネスコ世界遺産展示パネル・モアイ像の4つの施設を中心に構成されています。
モアイ像はイースター島にあるモアイを完全修復した功績が認められ、世界で初めてモアイを復刻したものです。
モアイ像目当てで行かれる方が大半です。
堀切峠
宮崎市の象徴の風景の一つ風景が、この堀切峠です。
南国ムード漂うフェニックス並木、青い海と青い空の絶景です。
海岸沿いから海を見下ろすと奇岩「鬼の洗濯板」が見られます。
時間を忘れて眺めてしまう絶景です。
近くには「道の駅フェニックス」があり、絶景を見ながらマンゴーソフトクリームや地元グルメ等を味わうことができるため、宮崎でも定番のスポットとなっています。
青島神社
縁結びのご利益で知られるパワースポット青島神社。
島を取り囲む有名な奇岩「鬼の洗濯板」も見どころです。
周囲1.5㎢程の島全体が境内とも言われる青島の中央に社があり、島にかかる弥生橋を渡り参拝します。
ハート形の絵馬やオブジェ、恋みくじなど、境内には恋愛成就にあやかれそうなアイテムが多数あり、ハート形に見える「猪の目(いのめ)」など、隠れハートを探すのも人気です。
豊かな自然に恵まれ、ビロウジュをはじめとする亜熱帯性植物も多く茂り南国の雰囲気が漂います。
おまけ①
油津から内陸部の方へ15分ほど車を進めると、日南の小京都として有名な「飫肥(おび)」があります。
江戸時代に伊東家五万一千石のお膝元として栄えました。
町中には往時を彷彿とさせる建物や石垣が残り、国の重要伝統的建造物群保存地区にも選ばれています。
宮崎県南部を代表する観光地の一つとして人気です。
美しい石垣の残る飫肥城跡から武家屋敷、風情溢れる城下町まで、のんびりと散策できます。
ポーツマス条約締結で活躍した明治の外交官小村寿太郎の生誕地でもあります。
おまけ②(宮崎のソウルフード)
チキン南蛮
気温の高い地域らしく甘めの味を好む宮崎県民がこよなく愛するチキン南蛮です。
宮崎のソウルフードの筆頭とも言えます。
甘酢の染み込んだ鶏肉にコクのあるタルタルソースがあいまって、お米が止まりません。
宮崎と言えば外せないグルメです。
宮崎地鶏炭火焼き
日本有数の畜産県である宮崎は鶏も有名。
真っ黒な見た目の宮崎地鶏 炭火焼きは格別の美味しさです。
いぶした炭の風味をまとった地鶏は最高です。
冷や汁
即席のかけ汁で宮崎の平野部を中心とする郷土料理です。
暑く湿気の多い宮崎の気候風土の中で根づいていきました。
自然豊かで山の幸、海の幸に恵まれ黒潮に面した日向灘で採れる新鮮で豊富な魚介類、太陽の恵みを受けた野菜や作物等、美味しい食材の持ち味を生かした食べ方が「冷や汁」です。
まとめ
今回は、昨年の秋に個人的に行きました宮崎の観光について記事にしてみましたが、いかがでしたでしょうか?
これまで二度宮崎を訪れましたが、自然の雄大さを感じられる場所であり、食べ物も美味しく、このように宮崎の旅を振り返ると、また訪れたいなという気持ちが強くなりました。
宮崎空港は観光に便利な場所にあり、青島まで20分程で到着します。
鹿児島にも比較的近いので、宮崎と鹿児島をセットにして、旅行をするというのもオススメです。
今回紹介しておりませんが、県内北部には「高千穂峡」という阿蘇山の火山活動の噴出した火砕流が、五ヶ瀬川に沿って帯状に流れ出し、急激に冷却されてできた柱状節理のすばらしい懸崖となった峡谷があります。
ボートから見上げる真名井の滝は迫力満点で、落差17mを体感できます。
宮崎へは飛行機で行くのがもちろん一番早いですが、関西方面からだと、「神戸港~宮崎港」、「大阪南港~鹿児島志布志港」の夜行フェリーがあります。
志布志港から都井岬まで1時間程で到着します。
マイカーを乗せることも可能なので、寝ている間に現地に向かい、到着してそのまま観光をすることができます。
どちらのフェリーも新しく、快適な船内でのんびりと時間を楽しむことができます。
是非、今回の記事を参考にして、宮崎を訪れてみてはいかがでしょうか?
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
また、次回も宜しくお願いします(^^)/
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