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【ホルン超初心者向けマニュアル】⑤マウスピースの置き方・つけ方

ホルン奏者の庄司知世です。
 この記事をご覧になる前に「①まずはじめに大事なことを言います」を読んでからこの先にお進み下さい!

読んでいただきありがとうございます(^^)
それでは先へお進み下さい。

さて、今回は【マウスピースの置き方・つけ方】です。
マウスピースは、落として凹ませてしまう人がとても多いです。ホルンだけでなく、金管楽器部門で事故率はナンバーワンです。凹みは少なからず演奏(えんそう)に影響(えいきょう)が出ます。マウスピースは大切にあつかいましょう。

STEP1.マウスピースを持ってみよう

【マウスピースをよく観察しよう】
マウスピースをケースから出して持ってみて、まずはその重さを確かめましょう。小さいのに意外と重いんです。そして、重さのバランスが悪いです。人に例えるなら、赤ちゃんみたいに体に対して頭が大きいのです。

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頭でっかちなせいで、マウスピースがうっかり手から落ちてしまうことがあります。マウスピースの持ち方は特に決まっていませんが、細い方を持つのはキケンなのでやめましょう。

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マウスピースをあつかう時は、常にこのバランスの悪さを意識して、大切にあつかいましょう。

STEP2.マウスピースを机に置いてみよう

マウスピースを机に置く場合、頭を下にして置くといちばん安定します。
ただ、口がふれる部分を机にくっつけたくない人もいると思います。そういう人は、ハンカチやタオルの上に置く方法をオススメします!
ハンカチはうすい方が安定します。ティッシュの上に置くのも良いですね。
フワフワしたタオルハンカチの場合は、厚みがあるので、頭を下にするより横にした方が安全です。ただし!その場合はぜったい転がらないように、タオルのはじっこを使いカベを左右に作りましょう。赤ちゃんをベッドにねかせる時、ベッドから転がり落ちないよう、マクラでカベを作ったりするのと同じです。

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マウスピースをタオルで包んで、かくしてしまう人がたまにいますが、他人から見えないと中身に気付かずそのハンカチを動かされてしまい、思わぬ事故につながったりすることがあるので、キケンです。自分自身も、中身を忘れてうっかりハンカチを取ってしまい、マウスピースを落としちゃうなんてこともよくあります。
マウスピースも簡単に凹みます。なので、どうしても置くときは、自分も他人もよく見えるよう、目立つように置きましょう

あとよくある事故をもう一つだけ紹介します。
譜面台(ふめんだい)にマウスピースを置いて、落ちる事故もたくさん見かけます。
他の人が譜面台を動かしたり、たまたま横を通った時に服をひっかけてしまうかもしれません。マウスピースはとてもすべりやすいので、譜面台をナナメにしたら簡単に落ちてしまいます。また譜面をめくるだけで落ちることもあります。譜面台に置くのはぜったいにやめましょう

※もし、今後自分のマウスピースを楽器屋さんに買いに行ったりする場合は、トレーに乗せて持ち運ぶこともあるので、そういう時は必ず頭を下にしてくださいね。

【マウスピースの置き方 まとめ】
・頭を下向きにして置く
・厚みがあるハンカチに横にして置く場合は、転がらないようカベを作る
・目立つように置く
・譜面台には置かない

です。
さて、ここまで書きましたが…
実はマウスピースだけで置かないのがいちばん安全だと思います。
楽器を置いて休けいする時も、次に教える【楽器を逆さまにしてもマウスピースが抜け落ちない方法】を使えば、楽器につけたままがいちばん安全なのです。

STEP3.マウスピースをホルンにつけてみよう

金管楽器の中でも特にホルンはマウスピースを落としやすいです。
なぜなら、ホルンは管の中の水を抜(ぬ)くときに楽器を回転させることがあるからです。もちろん、ウォーターキーから簡単に抜ける水もあるのですが、それだけでは抜けない水もあります。なので、楽器を逆さまにしても抜けないマウスピースの入れ方をマスターしておくと、とてもベンリなのです!

【抜けないマウスピースの入れ方】
①マウスパイプに、マウスピースを差し込みます
②軽い力でひねり入れます。
※ひねる方向は右でも左でも良いですが、どちらか1方向にしてください。
③ためしに引っ張ってみて、抜けないかをチェックします。
抜けてしまう子は、もう少し力をふやしてひねり入れてみましょう。

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これだけです。カンタンですね。

【コツ】
ひねる力は、ハミガキ粉のキャップを最後キュッとしめるくらい
旅行などでトラベル用のハブラシセットを持っていく時、ハミガキ粉のフタが外れないように、少ししっかりめにキュッとしめたことはありますか?あれくらいの軽い力で十分です。
何回もひねらない
ぐるぐる何回もひねると逆にはまらなくなるので、キュッと1回やるのがベストです。15度くらいひねれば十分です。最大でも45度くらいにしておいてください。

【マウスピースの抜き方】
①マウスピースを入れた時と同じ手でつかみ
②入れた時と同じ方向に回し、ひねり抜きます。

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こちらはコツは入りません。書いてある通りです。
同じ方向というのだけ守りましょう!右回転でも左回転でも構わないのですが、右手でマウスピースを入れる人は左回転(反時計回り)が力が入れやすくてオススメです。

【6/15 Up Date!!】マウスピースの入れ方だけ、とり急ぎ動画にしました↓


いかがでしょうか?この方法は
うっかり「抜けにくくて」抜きたい時には「抜きやすい」
最強のマウスピースの入れ方です。

【デメリット(残念なところ)】
マウスピースの表面は、多少キズつきます。
私のマウスピースです。

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マウスパイプにひねり入れている部分はキズついて色が変わっています。でも、私はあまり気にしていません。
それよりもマウスピースを落として凹ませる方がよっぽど大問題なんです
マウスピースは簡単に凹みます。凹んだマウスピースは、吹き心地(ふきごこち)も音程感(おんていかん)も変わってしまうのです。。。

マウスピースにキズをつけたくない!という人には無理にすすめません。でも、こだわらないのであれば、この方法でマウスピースを床に落とさないようにしてほしいなと私は思います。


【メリット(良いところ)】

何よりも、マウスピースが楽器から勝手に抜け落ちなくなる
そして、マウスピースをつけたまま楽器をひっくり返せるようになるので、水抜きがすばやくできます。

水抜き…金管楽器は演奏(えんそう)していると、管内に水がたまってきます。たまった水は、こまめに抜いてあげる必要があります。合奏中に水がたまって、短い休みの小節の間にすばやく抜かなければいけない時もあります。

たまに、水抜きのたびにわざわざマウスピースを外してから楽器を回してる人を見かけますが、この方法ならその手間がなくなり、いきなり楽器を回せます
もちろん、自分のやり方に慣(な)れていてすばやく抜ける人は、無理に私のやり方をする必要はありません。ですが、これから覚える人は、私のやり方を強くオススメします。
※慣れるまでは、毎回マウスピースが引っこ抜けないかをチェックしてから、楽器を回したり置いたりしましょう!

最後までご覧いただきありがとうございました♪
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【次回予告】
「自分の楽器が何ホルンで、何管なのか知ろう」
〜シングル?ダブル?F管B♭管て何??

シングルホルンにダブルホルン 、F管にB♭管など、ホルンには様々なタイプがあります。正しくあつかうために自分の楽器がどのタイプか知っておかないと、チューニングもちゃんとできないので大変です。
かなりややこしい説明になるのでボリューミーな記事になりそうです…
フォローして更新お待ちください!
お楽しみに!

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